[2] 「西暦」はいろいろな意味で使われます。
[13] 正確さを要求される場面、とりわけ暦や紀年法の議論では、 西暦という語は曖昧なので、文脈上どう考えても明白な場合を除いて避けるべきです。
[14] 日常的には西暦という語が既に広く普及しており、 正確性を要求される場面も少ないと考えられるため、 積極的に言い換える必要は認められませんが、 注意できるときは注意しておくに越したことはないでしょう。
[21] 季刊民族学の特集暦をめくる、世界をめぐるは、 令和改元時に発行されたもので元号という紀年法に対比させて西暦という紀年法も説明する導入から始まりますが、 特集記事全体としては紀年法的性質だけでなく、 グレゴリオ暦の日付まで含んで指しているようです。 (構成記事ごとに筆者が異なり「西暦」の意味も記事ごとに違いがあります。)
[10] 日本で西暦と呼ばれる暦は、普通、グレゴリオ暦です。
[60] ただし、グレゴリオ暦への改暦以前の扱いは安定していません。
[230] 168号 2019年 春 | 国立民族学博物館 友の会, https://www.senri-f.or.jp/168%e5%8f%b7%e3%80%802019%e5%b9%b4-%e6%98%a5/2019/05/07/
日本では西暦とよばれるグレゴリオ暦(太陽暦)が世界にかなり普遍的に普及していてグローバル・スタンダードの観を呈しているが、それに対抗するイスラーム暦(太陰暦)も存在すれば、中国の農暦(太陰太陽暦)やインドのヒンドゥー暦(太陰太陽暦)も健在である。
[16] 西暦がユリウス暦を指す場合の年始は、ほとんどの場合 January (1月) です。
[18] これは理由があってのことというより、深く考えずに現在の慣習を類推適用した結果と思われます。
[19] 七曜は元来西暦やグレゴリオ暦やユリウス暦とは別個のものですが、 「西暦」を構成する一要素と考えられることがしばしばあります。
[22] 東京歴史散歩 第6集 (隅田川とその両岸 下巻), 豊島寛彰, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/2992848/1/20?keyword=%E6%9D%B1%E6%9A%A6 (要登録)