<alias>

HTML 2.1E, HTML3 Linking and Embedding Model

[281] 大統一理論の夢。

前史

img, fig

HTML 2.1E

[1] HTML 2.1EHTML 2.1embed 等を追加したものでした。

[2] embed は従来の img, fig, Netscapeembed, Sunapp, applet の機能を統合した新しいものでした。

[3] Netscapeembed と同名の embed ですが、互換性はありません。

[12] HTML 2.1E は前後の他の案にはない独特のモデルを採用していて興味深いです。 paraminput と似たような位置付けでもって embedform と対応関係にあるとされています。 inputフォームデータとしてフォームという種類のリンク引数になるのと同じように、 param は埋め込みオブジェクトという種類のリンク引数というモデル化がなされていました。

[13] リンクフォーム関係のいくつかの機能は将来 HTML 2.1 に移すべきとあります。実際いくつかはその後の HTML 2.1 (HTML 2.x) に取り込まれています。

[15] embed.body, caption, credit

[14] HTML要素概説
要素名
embed
要素名
param
日付
説明
HTML 2.1E DTDembed, param がある。 HTML21E19950921 HTML 2.1Eembed, param がある。 img, Netscapeembed, Sun Microsystemsapp, applet を統一、拡張するものと銘打っていた。 >>26 Netscapeembed とは互換性がない。
出典
注釈

[18] Towards an Interactive Web, , https://web.archive.org/web/20010610085520/http://www.concentric.net/~aleph0/www/interactive/

[19] World Wide Web Architecture, , https://web.archive.org/web/20010531022629/http://www.concentric.net/~aleph0/www/interactive/drafts/draft-burchard-www-arch.html

HTML3 Linking and Embedding Model

[4] HTML3 Linking and Embedding ModelHTML 2.1E からフォーム関連を除いたものでした。

[5] insertHTML 2.1Eembed に相当するものでした。

[6]embed に加えて Microsoftdynsrc="" も統合すると謳っていました。

[7] insertobject に改称されました。

[284] HTML要素概説
要素名
insert
要素名
param
要素名
alias
要素名
object
日付
説明
HTML3 Linking and Embedding Model DTD に、 insert, param, alias がある。 HTML3 Linking and Embedding Model に、 insert, param, alias がある。 img, Microsoftdynsrc 属性, Netscapeembed, Sun Microsystemsapp, applet を統一、拡張するものと銘打っていた。 >>24
説明
>>27では insertobject に改称され、 aliasobject, param に統合されたが、編集が不完全で alias も一部残っている。 >>25
出典
注釈

[20] 関連: <resource>

[21] HTML3 Scripting Model, , https://www.w3.org/TR/WD-script-960124.html

[22] HTML3 Linking and Embedding Model, , https://www.w3.org/TR/WD-insert.html

[23] Chapter 2, , https://www.w3.org/People/Raggett/book4/ch02.html

HTML4

[8] HTML3 Linking and Embedding ModelHTML4 へと引き継がれました。 object, param, applet

[9] HTML4iframe も規定していましたが、HTML4 objectiframe 機能も包含していました。

その後

[10] XHTML2共通属性化して任意の要素src 属性を指定することで object 要素相当の機能が利用できるとしていました。

[11] HTML5object に詰め込まれた夢を解体して現実路線へ進めました。 img, iframe, object安堵され、 embedNetscape 仕様ベースではじめて標準化、 applet廃止機能扱いながらも実装要件を規定、 audio, video, figure は新設されました。

メモ