[2] DAV:
は、 WebDAV の XML 語彙で用いられている URL scheme
です。
DAV:
名前空間[3] RFC 4918 で規定される WebDAV の XML 要素の名前空間URLは、
DAV:
です >>1。
[6] DAV:
名前空間は、 IETF の WebDAV
関連作業部会で予約されています >>5。
[8] DAV:
名前空間の要素は、
WebDAV の作業部会が評価した IETF の RFC
で定義されたもの以外使うべきではありません >>7。
[15] 版付けに関する要求メソッドの要求と応答にあっては、
DAV:
名前空間の要素は RFC
で明示的に定義されない限り、使ってはなりません >>14。
[10] DAV:
名前空間に属する大域属性は定義されていないようです。
[13] RFC 2518 では QName は名前空間URLに局所名を連結した URL
として解釈することとされており >>12、 DAV:
名前空間に属する要素は DAV:
URL を表していました。
この規定は RFC 4918 にはありません。
[16] DAV:
は、XML名前空間として使われるためだけに存在する
URL scheme です。 IETF や W3C はそのような使い方は好ましくないと考えていたようですが、
WebDAV に関しては時既に遅しだったようです。このような贅沢な
(あるいは名前空間URLのURLである意義が疑わしい) scheme
の使い方は他にも見られますが、 IANA登録簿に正式に登録されたものでは
DAV:
だけかもしれません。
[17] 加えて、当時の URI の仕様書では、 URI scheme 名は大文字で使われることもあるものの、
原則として小文字でなければならない、とされていました。 (もっともそれは現実から乖離していたわけですが。。。)
この URI 仕様との整合性の観点からも、 DAV:
は特異でした。
[18] RFC 3253 - Versioning Extensions to WebDAV (Web Distributed Authoring and Versioning) () https://tools.ietf.org/html/rfc3253#section-3.1
[19] RFC 3648 - Web Distributed Authoring and Versioning (WebDAV) Ordered Collections Protocol () https://tools.ietf.org/html/rfc3648
[20] RFC 3744 - Web Distributed Authoring and Versioning (WebDAV) Access Control Protocol () https://tools.ietf.org/html/rfc3744
[21] RFC 4331 - Quota and Size Properties for Distributed Authoring and Versioning (DAV) Collections () https://tools.ietf.org/html/rfc4331#section-2
[22] RFC 4437 - Web Distributed Authoring and Versioning (WebDAV) Redirect Reference Resources () https://tools.ietf.org/html/rfc4437
[23] RFC 5323 - Web Distributed Authoring and Versioning (WebDAV) SEARCH () https://tools.ietf.org/html/rfc5323
[24] RFC 5397 - WebDAV Current Principal Extension () https://tools.ietf.org/html/rfc5397#section-1
[25] RFC 5689 - Extended MKCOL for Web Distributed Authoring and Versioning (WebDAV) () https://tools.ietf.org/html/rfc5689
[26] RFC 5842 - Binding Extensions to Web Distributed Authoring and Versioning (WebDAV) () https://tools.ietf.org/html/rfc5842
DAV:
は大文字となっています。