[22] nav
は、文書中のナビゲーションリンクの部分を表します。
[17] nav
要素は、
ページの章節であって、
他のページや当該ページ内の各部分へとリンクするもの、
すなわちナビゲーションリンクの章節を表現します
>>8。
[18] ページ内のリンク群をすべて nav
要素とする必要があるわけではありません。本要素は、
大きなナビゲーションブロック群から成る章節に使うことを主として意図しています。 >>8
[19] ページの尾部に利用規約、トップページ、著作権ページなどへのリンクを並べる慣習がありますが、
その場合 footer
要素があれば十分で、
あえて nav
要素を併用しても問題はありませんが、
普通は要りません。 >>8
[21] 「章節」というと見出しが要るのではないかと考える人もいますが、 HTML の「章節」はより緩いもので、そうした制約はありません。 必要があれば見出しを置けますが、必要がないのに無理に含めなくても構いません。
[23] 文書中の個数の制約はありませんし、文書中の他の部分との関係性の制約も特にありません。
ですから、例えば Webサイト全体のナビゲーションと文書内のナビゲーションで別の
nav
要素としても構いませんし、文書の前半の部分と後半の部分で別の
nav
要素に分かれていたりしても構いません。
[13] ただし、 main
要素を子孫とすることはできません
>>8。
[24] 内容をどう記述するかに制約はありません。 ul
要素を使ってリストとしてリンクを並べても構いませんし、
a
要素を「 | 」 のような区切りを使って並べたものでも構いません。
[25] リンクの個数の制約もありませんから、例えば文書中にリンク先となる章節がたまたま無い場合のように、 必然性があればリンクを含まない章節であっても構いません。
[16] 要素インターフェイスは、 HTMLElement
です >>8。
nav
要素専用の API はありません。
[20] スクリーンリーダーその他の利用者エージェントは、
利用者に合わせて最初のレンダリングでナビゲーション情報を省いたり、
最初にナビゲーション情報を表示したりする方が良い場合、
どの部分が該当するか判定するために nav
要素を使えます >>8。
[9] nav
要素は、 Web Applications 1.0
(後の HTML5、現在の HTML Standard) で追加されました。
[28] Web Applications 1.0, , https://web.archive.org/web/20041210054847/http://www.whatwg.org/specs/web-apps/current-work/#specific
[1] Re: Fwd: idea for new tag: breadcrums (fwd) (Ian Hickson <ian@...> 著, 版) http://permalink.gmane.org/gmane.org.w3c.whatwg.discuss/12270
[2] IRC logs: freenode / #whatwg / 20090803 ( 版) http://krijnhoetmer.nl/irc-logs/whatwg/20090803#l-238
[3] navigation
という名前が提案されたこともありましたが、
短くて書きやすい nav
が要素名として選ばれました。
[4] XHTML2 ではナビゲーションのためのリストを表す nl
要素やナビゲーションであることを表す role
属性値 navigation
が提案されていました。
[5] EMail Msg <9306290033.AA01399@austin.BSDI.COM> ( ( 版)) http://ksi.cpsc.ucalgary.ca/archives/WWW-TALK/www-talk-1993q2.messages/672.html
[6] Web Applications 1.0 r8759 Add some examples of app-like usages to increase example variety ( ( 版)) http://html5.org/r/8759
[27] Restrict the main element to be used once per document by annevk · Pull Request #3354 · whatwg/html () https://github.com/whatwg/html/pull/3354