IPAmj明朝フォント

IPAフォント

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目次

  1. IPAフォント
  2. IPAexフォント
  3. IPAmj明朝
    1. 非漢字
    2. デフォルトグリフ
  4. グリフ名
  5. IVS
  6. IPAフォントライセンス
  7. 移管問題
  8. 派生フォント
    1. IPAmjPUPフォント
  9. 関連
  10. メモ

IPAフォント#

[76] IPAフォント明朝ゴシック固定幅プロポーショナルで4種類ありました。

[231] 古い版は自由ソフトウェアではないので注意 (>>8)。

[190] IPAfont - PukiWiki, , https://www.advancesoft.co.jp/wiki/?IPAfont

IPAexフォント#

[56] 部首のように、 IPAmj明朝にはなくてIPAexフォントにだけあるものもあるらしい。

[57] IPAexリリースノート Ver.002.01 | 一般社団法人 文字情報技術促進協議会, https://moji.or.jp/ipafont/releasenote00201/

IPAexフォントは、JIS X 0213:2000からJIS X 0213:2004に規格が更新された際に変更された新旧双方の字形を含めた異体字を、Adobe-Japan1のコレクションに則ったIVS(Ideographic Variation Sequence)により実装しています。IPAexフォントVer.002.01ではデフォルトグリフにもIVSを付与し、IVSを付与した文字数はVer.001.03から180文字増え、合計352文字(下記一覧のPDF)となりました。同一のUCS符号に複数のIVSが付与されている文字についてそのデフォルトグリフはJIS X0213:2004字形です。 なお、IPAex明朝とIPAexゴシックの統一した管理を行うために、IPAexゴシックにはIVS実装352文字の内の一部に、明朝体での字形の差をゴシック体では表現できない場合、異なるIVSでありながら字形が同一となっている場合があります。

[58] >>57 IPAmj明朝AJ1 IVS にまったく対応していないのに対し、 IPAexフォントAJ1 IVS の一部にだけ対応している。 IVS については

に説明あり。

[65] >>57 リンクされている資料は存在しない。移管 ( 文字情報基盤 ) のとき移入されなかった?

[67] >>66 >>68 こちらにはリンク先が一部残っている。残っていないものも。

[72] >>67 で唯一どこにも所蔵されてなかったファイルは >>88 からリンクされている >>71 と同じもの。

[73] 移管前の IPA のサイト構造も何度も移転していたり、 新しいバージョンのリリースノートに古いバージョンのリリースノートが含まれていたりしてぐちゃぐちゃになっている。 ぐちゃぐちゃなものをぐちゃぐちゃに移管しているので今ゴミレベルのサイトになっている。

[59] 情報処理推進機構:プレス発表:記事, , https://web.archive.org/web/20100301153738/http://www.ipa.go.jp/about/press/20100226.html

[60] IPAフォントのダウンロード || OSS iPedia, Information-technology Promotion Agency, Japan., , https://web.archive.org/web/20100304150035/http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont

[61] Wayback Machine, https://web.archive.org/web/20100307052757/http://www.ipa.go.jp/about/press/pdf/100226Press.pdf

[62] IPAフォント プロジェクト日本語トップページ - OSDN, https://ja.osdn.net/projects/ipafonts/

[64] IPAexフォント/IPAフォント, Information-technology Promotion Agency, Japan., , https://web.archive.org/web/20140208134418/http://ipafont.ipa.go.jp/


[209] IPAex明朝IPAmj明朝を見比べると IDC の線の位置が微妙に違うなあ

IPAmj明朝#

[1] IPAmj明朝フォント | 文字情報基盤整備事業 () https://mojikiban.ipa.go.jp/1300.html

[2] IPAmj明朝フォント符号化の状況 | 文字情報基盤整備事業 () https://mojikiban.ipa.go.jp/1309.html

[3] 文字情報基盤整備事業 トップページ (Information-technology Promotion Agency, Japan. 著, 版) http://ossipedia.ipa.go.jp/ipamjfont/

[4] IPAmj明朝フォント | 一般社団法人 文字情報技術促進協議会, , https://moji.or.jp/mojikiban/font/

[163] リリースノートは元々 >>162 にあったものが >>4 に移転したときに URL は変わらずタブ切り替え式になってます。 >>162 時代はリリースノート内部にタブがあったのが >>4 は無理にコピペして表示崩れを起こしています。 表示崩れを我慢して >>4 を見るか、 Internet Archive で遅い読み込みを我慢して >>162 を見るか、悩ましい。


[10] 関連: 文字情報基盤整備事業, IVS, 変体仮名

非漢字#

[21] 非漢字MJ に含まれませんが、 JIS X 0213 相当が実装されているようで、 情報ファイルが提供されています。

[19] IPAmj明朝フォント 非漢字情報一覧表, , https://moji.or.jp/wp-content/mojikiban/lab/xb857/IPAmjMinchoHikanji.txt

[22] >>19 の第1欄「post name」はグリフ名が記述されています。 文字情報基盤にあるものはMJ文字図形名小文字版で、 AJ1 にあるものは aj + AJ1CID になっているようです。 説明には mjd, ajd しか書かれていませんが、 実際にはその他に IDChhhh という IDCUnicode符号位置を使った値があります。

[20] 備考欄には他のグリフ異体字である旨の注記がいくつかあります。 OpenTypeGSUB 機能 に相当するもののようです。

[83] 文字関係
key
mj:HalfWidth
desc
IPAmj明朝 非漢字の「備考」欄に「HalfWidth」として注記されたグリフ名から当該グリフ名へ。
[26] 文字関係
key
mj:FullWidth
desc
IPAmj明朝 非漢字の「備考」欄に「FullWidth」として注記されたグリフ名から当該グリフ名へ。
[27] 文字関係
key
mj:Narrow
desc
IPAmj明朝 非漢字の「備考」欄に「Narrow」として注記されたグリフ名から当該グリフ名へ。
[28] 文字関係
key
mj:Wide
desc
IPAmj明朝 非漢字の「備考」欄に「Wide」として注記されたグリフ名から当該グリフ名へ。
[29] 文字関係
key
mj:斜線入り
desc
IPAmj明朝 非漢字の「備考」欄に「斜線入り」として注記されたグリフ名から当該グリフ名へ。

[23] UCS との関係の一部は Adobe-Japan1 側の対応表には入っていないものみたいです。

[24] 関連: JIS X 0213, 戸籍統一文字, 登記統一文字

[25] データファイルには

# ライセンス: 
#  独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、IPAmj明朝フォント 非漢字情報一覧表を
#  クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 2.1 日本 ライセンスによって提供しています。
#  利用に際してはIPA の著作物であることを明記してください。なお、本成果物の内容を
#  適用した結果生じたこと、また、適用できなかった結果について、IPAは一切の責任を
#  負いませんのでご了承ください。

とあって >>19CC で利用可能です。


[205] >>204 MJ非漢字を追加することも構想されていたらしいです。


[222] キャロン問題は IPA明朝IPAex明朝IPAmj明朝のいずれも JIS X 0212 字形を採用し JIS X 0213 字形がありません。 AJ1 と規格との (不適合ではないにせよ) 不整合がそのままになっています。 AJ1

デフォルトグリフ#

文字情報基盤

グリフ名#

[207] 従来のフォントのほとんどのグリフajdAJ 形式のグリフ名を使っています。

[208] IPAmj明朝のほとんどのグリフ非漢字ajd 形式、 漢字変体仮名mjd 形式のグリフ名を使っています。

IVS#

[211] IPA明朝 Ver.003.01 には IVS U+E0100 を実装した Unicode符号位置が 10137 個あります。 デフォルトグリフとの違いの有無とは関係ないようです。 CJK互換漢字など IVD にないUnicode符号位置にまであります。

[212] IPAex明朝 Ver.004.01 は 352 個の IVS を実装しています >>215 (>>58)。 CJK互換漢字SVS を 93 個実装しています。

[213] IPAmj明朝 Ver.006.01 は Moji_Joho IVS を実装しています。 CJK互換漢字SVS を 89 個実装しています。

[214] CJK互換漢字SVS のうち IPAex明朝のみが7個 (<U+6753,U+FE00>, <U+7149,U+FE00>, <U+51A4,U+FE00>, <U+5C60,U+FE00>, <U+6ADB,U+FE00>, <U+6EBA,U+FE00>, <U+6F23,U+FE00>)、 IPAmj明朝のみが3個 (JARIB の3文字) あります。 前者はいずれも出典JのないCJK互換漢字です。

IPAフォントライセンス#

[6] IPAフォントライセンスV1.0で配布。

[7] Various Licenses and Comments about Them - GNU Project - Free Software Foundation, https://www.gnu.org/licenses/license-list.html.en#IPAFONT

This is a copyleft free software license, incompatible with the GPL.

[8] 1.0 になる前の古いライセンス自由ソフトウェアライセンスではないので要注意。

移管問題#

文字情報基盤

派生フォント#

[11] 5-B1. 三番明朝(明朝体フォント)・三番明朝H(同変体仮名入り版), , http://www.akenotsuki.com/eyeben/fonts/sammin.html

[9] 刻明朝フォントのダウンロード(無料), , https://freefonts.jp/font-koku-min.html

[12] ライセンス情報(ブラウザビューア) - Brain+の追加コンテンツサービス ブレーンライブラリープラス, シャープ株式会社, https://store.brainplus.jp.sharp/web/misc/license_bv

[13] >>12 リンク先の S3 がエラー (ファイル不存在?) でダウンロードできないのだが。ふざけてるんか?

[14] GitHub - ichitenfont/I.Ming: I.Ming ( I.明體 / 一点明朝体 / 一點明體 ), https://github.com/ichitenfont/I.Ming

[229] GitHub - lxgw/SimXiZhi: 新晰黑体&新致宋体:「霞鹜新晰黑」「霞鹜新致宋」兼容 Windows 内置「黑体」「宋体」度量数据和字符集的版本,基于 IPA Gothic、IPA Mincho 衍生。, https://github.com/lxgw/SimXiZhi

[228] GitHub - lxgw/LxgwXiHei: A Chinese sans-serif font derived from IPAex Gothic. 一款衍生于「IPAexゴシック」的中文黑体字型。, https://github.com/lxgw/LxgwXiHei

[15] GitHub - lxgw/LxgwClearGothic: A Chinese sans-serif font derived from IPAex Gothic. 一款衍生于「IPAexゴシック」的中文黑体字型。, https://github.com/lxgw/LxgwClearGothic

[227] GitHub - lxgw/LxgwNeoXiHei: A Chinese sans-serif font derived from IPAex Gothic. 一款衍生于「IPAexゴシック」的中文黑体字型。, https://github.com/lxgw/LxgwNeoXiHei

[230] GitHub - lxgw/LxgwNeoZhiSong: A Chinese serif font derived from IPAmj Mincho. 一款衍生于「IPAmj明朝」的中文宋体字型。, https://github.com/lxgw/LxgwNeoZhiSong

[16] NINJAL変体仮名フォント - 学術情報交換用変体仮名 | 国立国語研究所, , https://cid.ninjal.ac.jp/kana/font/

[17] Unicode変体仮名フォント, , http://wakufactory.jp/densho/font/hentai/

[18] 暫定正字明朝

[55] FKOkinawan

[168] 札幌市が、文字情報基盤をIPAmj明朝ベースの「札幌mj明朝」で構築他の自治体との異体字を含むデータ交換も可能に | ウイングアーク1stコーポレートサイト, https://corp.wingarc.com/public/201410/news571.html

札幌市では、基幹系情報システム基盤との連携をはじめ、文字の検索・入力の効率、不要な外字登録発生の抑制などを検証し、IPAmj明朝をカスタマイズした「札幌mj明朝」を作成しました。「札幌mj明朝」では、IPAmj明朝で符号化されていない文字やIVSで符号化されている文字を補助私用領域にマッピングし、IPAmj明朝の全ての文字を容易に扱えるようにしています。これにより、他の自治体との文字データ交換においても、札幌市の文字コード一覧の提供を受けなくても、文字の特定を容易に行うことができます。

[232] <4D6963726F736F667420576F7264202D2081798C668EA69770817A8EBF96E282C991CE82B782E989F1939A816983418376838A8AEE94D5816A2E646F63> - 462803.pdf, , https://www2.city.kyoto.lg.jp/rizai/chodo/ebid/buppin/bid2015/462803.pdf#page=2

京都市 mj 明朝

IPAmjPUPフォント#

[30] IPAmjPUPフォントは、 IPAmj明朝の派生フォントの1つです。

[226] >>225 IPA 側の報告書には業界団体との関係強化の事例として掲載されてます。

[32] >>31 IPA 側で文字情報基盤暫定私用コード (文字情報基盤暫定私用コード1, 文字情報基盤暫定私用コード2) という概念を規定。 IPA 側で示すのは考え方だけで実物はなかった模様。

[36] >>35

  • 同梱されたマッピングテーブル(pup_mapping.Ver.1.0.txt及びmj_ucs_mapping.ver.1.0.txt)は、 文字情報技術促進協議会の会員組織間で円滑な情報交換を行うために暫定的に定めたものです。
  • 本マッピングテーブルは、文字情報基盤の「 導入ガイド」及び「 テクニカルスタディ」の趣旨に沿い、過渡的期間に限って使用することを前提としています。

という変換表とフォントがここで配布されていた模様。 しかしフォームPOST を使っているため Internet Archive には収集されていない。

[38] Webサイト開発業者が素人レベルだとこういうことが起きる。 (まあ業者(?)も悪いがサイトを移転して旧コンテンツを破棄したこの組織の運営にも問題がある。)

[47] 時点で ipamjpup00501.zip という名前で配布されていた 31349730 バイトのファイルには、

が入っています。

[224] CITPC私用文字マッピングテーブル

[52] >>40

  • 同梱されたCITPC私用文字マッピングテーブル(pup_mapping.txt 以下、マッピングテーブル)は、 文字情報技術促進協議会の会員組織間で円滑な情報交換を行うために暫定的に定めたものです。
  • マッピングテーブルは、文字情報基盤の「 導入ガイド」及び「 テクニカルスタディ」の趣旨に沿い、過渡的期間に限って使用することを前提としています。
  • マッピングテーブルに関し、当協議会は一切の権利を主張しません。
  • マッピングテーブルの使用により発生する一切のことがらにつき、当協議会は一切責任を負いません。
  • サポートも含め、マッピングテーブルに関して、当協議会へのお問い合わせはご遠慮ください。
  • マッピングテーブルの利用にあたっての制限は一切ありませんが、UCSの私用文字領域に係わるものですので、送信者側と受信者側での事前の合意がないと、正確な情報交換が出来ません。マッピングテーブルを利用される際には、下記のチェックリストの項目に留意されることを強くお勧めします。
  • マッピングテーブルに準拠した私用文字領域を含むフォントを作成・利用される場合は、それぞれのフォントの利用許諾条件に従ってください。
  • この文書は、当協議会の文字情報基盤推進WGが会員間での情報共有を図るために作成したものですが、マッピングテーブル及び準拠フォントを複製配布される際は、マッピングテーブルと共に複製配布されることを強くお勧めします。

と書かれていて、この pup_mapping.txt は自由に使っていいそうです。 ここに全文を貼っておきます: pup_mapping.txt https://wiki.suikawiki.org/n/pup_mapping.txt$44372?format=text

[53] pup_mapping.txt によると 「2015-07-21 Ver1.0」 「2018-05-31 Ver2.0」 の2つの版があったとのことで、このファイルは 2.0 の方です。

[54] >>37>>36 でファイル名が違うのは、 >>36 が 1.0 の方だからかもしれません。

[41] >>40>>35 と同じように見えるが、よく見比べると微妙に内容が違う。 また、こちらではファイルが配布されていない。

[43] >>42 のようにネット媒体の記事にもなっているし、いくつかのブログでも紹介されているので、 配布されていた時代に入手した人はそれなりにいそうなものなのに、 検索してもどこにも再配布しているところがない。

[45] かつては第3者(?)が開発した対応ソフトウェア (ソース非公開) も配布されていた模様。

[44] そもそも、 IPA が直接定義しても良さそうなものなのに、 なぜ中途半端に概念だけ定めて実態は民間団体にやらせるという中途半端なことをしているのか謎。

[46] こんなふうに過去の公共性のある事業の経過を記録に残さないで隠してしまうのは本当に良くないし、 そういう体質のところに文字情報基盤事業自体が譲渡されたのは闇。

[223] グループ:kesuuko_IPAmjPUPフォント - GlyphWiki, https://glyphwiki.org/wiki/Group:kesuuko_IPAmjPUP%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%b3%e3%83%88

関連#

常用漢字表

メモ#

[210] 文字関係
key
mj:ipaex
desc
MJ文字図形 (IPAmj明朝) から同等のグリフデータを持つ IPAex明朝グリフ名 (AJ1) へ。

[219] Re:これらの開発には何をつかっているんだろう? (#1955365) | 5万字を越える多漢字Unicodeフォントのリリースが相次ぐ | スラド, https://srad.jp/comment/1955365