[4] ISO/IEC 10744 は、 SGML の拡張機能に関する仕様書です。 本来は HyTime の仕様書ですが、 HyTime に合わせて開発された種々の SGML 追加機能が附属書として収録されています。
[11] ISO/IEC 10744 には第1版 () と第2版 () があります。内容はかなり違うらしいです。
があります。 RFC 1874 が参照していたりします。 これが TC ではなく改正として発行されて第2版になるのですが、 TC1案と完成した第2版とも微妙に違いがあるようです。
[17] TC1案は平成時代中期時点で Web 上になかったらしく、 今となっては入手困難です。
[1] ISO/IEC 10744:1997 に対応する国家規格:
JIS X 4155‐1994 | ISO/IEC 10744 (第1版) |
JIS X 4155:1999 | ISO/IEC 10744:1997 (第2版) |
[6] JIS X 4155 は要約JISだからあんまり役に立たない。
[8] この JIS の題は『ハイパメディァ云々』らしいですよ。本文中にもハイパメディア
とハイパメデイア
が混在する素晴らしさ!
[5] 個々の機能を別々の ISO/IEC 国際標準として出版するのは手続き上のコストが大きすぎるので、 附属書として無理矢理一つにまとめたそうです。(ひどい話ですね。)
[19] SGML拡張機能の一部 (もしかしたら全部) は第2版で追加された新機能です。 例えば公式システム識別子は第1版にはなく TC1案時代に増えたものです。
[3] ISO/IEC 10744:1997 には SGML による形式的定義が含まれていますが、 その部分は同規格が規定する声明文を添える限り、 適合HyTimeシステムと適合HyTime応用は自由に複製できることになっています。 >>13
[14] 「適合する実装なら」という限定のせいで自由ソフトウェアライセンスとはいえません。
[21] 適合すると思って複製していたら、不具合があって不適合になった途端に違法状態になるという、 おそろしいライセンスです。
[22] こんなの怖くて使えないですよね...
[23] たぶん不適合の実装の氾濫を抑止したくてこういう規定にしただけで、 適合しないからといって訴えようというつもりはなかったのだと思いますが...
[24] でも問題は権利保有者がその起草者なり HyTime の業界団体なりではなくて、 ISO/IEC だ、ってことですよね。 ISO/IEC は規格票の違法アップロードの取締に熱心で、 検索エンジンに対しても DMCA 非公開要請を送りまくっていることが知られています。 もしかするとそれ以上の措置を講じた事例もあるかもしれません。
[2] HyTime News and Events http://www.hytime.org/htnews.html
[9] 全体的に、一体誰が実装してどこで使っているのかは謎な感じです。 一応 SP は実装しているのでしょうし、 他にも商用の実装があるのかもしれませんが。。。
[15] 一応、いろいろな SGML 関連仕様、 SGML応用、XML応用があちこちを参照してはいるんですよねえ。 でもそれらのうちどれだけがしっかり理解して書かれたもので、 いったいどれだけが何らかの実装で意味のある使われ方をしたことがあるものなのか。。。