200

状態符号 200 (HTTP)

[1] 状態符号 200 (OK) は、 要求が成功したことを表します。多くの HTTP応答で用いられている状態符号です。

仕様書

意味

[514] 200 状態符号は、 要求が成功したことを示します >>513

文脈

[419] 起源鯖は、 POST への応答キャッシュさせて以後の GET の処理で再利用できるようにしたい時は、 200 応答を送り、その Content-Location: ヘッダー実効要求URLと同じ値を設定することができます >>412

[511] 起源鯖は、対象資源が現在表現を持っており、 PUT によりその編集に成功した場合には、 200204 を送信しなければなりません >>507

[218] 起源鯖は、処理が成功した場合には、 処理が成功するであろうものの実施されていない場合には 202 を、 実施され追加情報は特に無い場合には 204 を、 実施され応答メッセージに状態を説明する表現を含める場合には 200 を返すべきです >>215

[512] は、 TRACE 要求に対して 200 を返すべきです。詳しくは TRACE を参照してください。

[3] 200 はしばしば状態符号を正しく使い分けることに注意を払わないプロトコルや実装によって、より他の状態符号が適切な場合であっても使われることがあります。

[5] 例えば、 Web API によってはエラーが生じた場合も含めすべての応答200 とし、payload body に正常かエラーかの情報を入れることがあります。

[4] リスト応答は、 300 応答を正しく扱えない実装が存在するため 300 のかわりに 200 を使って良いとしています >>2

[10] キャッシュ206226応答から 200キャッシュ項目を作ったり、 304206226 を使って更新したりすることも認められています。

それぞれの項を参照。

構文

[517] CONNECT メソッドに対する応答payload を持ちません。それ以外は常に payload を持ちます。 >>513

[518] payload body を長さ0にすることはできます。
[519] CONNECT メソッドpayload なしでヘッダー空行の後に直ちにトンネルに移行します。

[515] 200 応答payload は、 要求メソッドに依存します >>513

[516] 例えば GET では対象資源表現payload で、 DELETE では動作の状態や得られた結果の表現payload です。

文脈

[9] SSDP でも使われることがあります >>8

[14] PROPFIND 要求に対する 207 応答内の status 要素では、 特性の存在や値の取得の成功を表すために使うことができます >>13

[12] PROPPATCH 要求に対する 207 応答内の status 要素では、 変更や削除の成功を表すために使うことができます >>11

処理モデル

[520] 200 応答は、基本的にキャッシュ可能です >>513

[521] Cache-Control: など他の条件によりキャッシュ可能でなくなることもあります。

歴史

[420] RFC 1945 (HTTP/1.0); RFC 2068・2616 (HTTP/1.1) 10.2.1 200 OK

The request has succeeded. The information returned with the response is dependent on the method used in the request, as follows for example:

GET
an entity corresponding to the requested resource is sent in the response;
HEAD
the response must only contain the header information and no Entity-Body entity-header fields corresponding to the requested resource are sent in the response without any message-body;
POST
an entity describing or containing the result of the action.;
TRACE
an entity containing the request message as received by the end server.

要求は成功しました。応答と共に返される情報は要求で使われた method に依存します。例えば、

GET
要求された資源に対応する実体が応答で送られます
HEAD
要求された資源に対応する実体頭欄が message-body 抜きで応答で送られます
POST
動作の結果を説明する又はそれを含む実体
TRACE
末端サーバーが受信した通りの要求メッセージを含む実体

編集者注: 削除部は RFC 1945, 挿入部は RFC 2068RFC 2616

[7] S-HTTP では状態符号は常に 200 とされていました >>6

実際の状態符号カプセル化されたHTTPメッセージ側で示すこととなっていました。

[522] RFC 4037 - Open Pluggable Edge Services (OPES) Callout Protocol (OCP) Core ( ( 版)) <https://tools.ietf.org/html/rfc4037#section-10.10>