ロックタイムアウト

Timeout: ヘッダー (HTTP)

[24] Timeout: ヘッダーは、 ロックタイムアウトの長さを指定するものです。

仕様書

構文

[18] Timeout: ヘッダーの値は、1つ以上の値のリスト (#) です >>17

  1. *
    1. OWS
    2. ,
    3. OWS
[25] 複数の値を指定できますが、その意味や処理方法は明記されていません。

[19] 値は、 Second- から始まる1つ以上のASCII数字の列または Infinite です。大文字・小文字不区別です。 >>17

  1. |
    1. =
      1. Second-
      2. +
        1. ASCII数字
    2. Infinite

[20] Second- から始まる値は、 ロックしている数を表し、その経過後には自動的にロックを削除するべきであることを示します >>17。 232 - 1 よりも大きな値であってはなりません >>17

[22] Infinite は、ロックを自動的に削除するべきでないことを示します。

[23] UPnP 2.0 では Infinite は禁止されています >>3

文脈

[13] クライアントは、 LOCK 要求Timeout: ヘッダーを含めることで希望するロックタイムアウトを指定できます >>17, >>5, >>12, >>35

LOCK も参照。

[4] SUBSCRIBE 要求やそれに対する 200 応答でも使うことができます >>3

[21] クライアントは、それ以外の要求に含めてはなりません >>17

ロックタイムアウト

[6] ロックタイムアウト (timeout) を持つことができます >>5

[14] 最終的にはが実際のタイムアウトの値を決定します。 Timeout: ヘッダーを無視して構いません。 >>5, >>12, >>17

[10] は、クライアントが指定した値によく注意しておくと良い (advised) です。 例えばアプレットは突然停止するかもしれないので小さな値を指定するでしょうし、 文書管理システムは長い値かもしれません。 >>5

[85] WebDAV 適合クラス 2 に対応する資源は、 Timeout: ヘッダーに対応するべきです >>84

[29] どの程度尊重すれば対応といえるのかは不明です。

[7] タイムアウトは、ロックの満期までの数で指定します >>5

[8] タイムアウトの計測はロックの更新の要求が成功したらリセットしなければなりません。 それ以外ではリセットするべきではありません>>5

[15] ロックの更新の要求に対する応答では、新しいタイムアウトの値を通知します >>12

[9] タイムアウトに達したら、当該ロックUNLOCK 要求が実行された場合と同様にして削除するべきです >>5

[11] クライアントは、タイムアウトが経過したからだけの理由でロックが直ちに削除されたと仮定してはなりません。 逆にタイムアウトが経過していないからといってロックがまだ存在していると仮定してはなりませんクライアントはいつでもロックが削除され得ると仮定しなければなりません>>5

[16] クライアントは、ロックの更新の要求がエラーとなった時、 ロックが更新されたと仮定してはなりません >>12

timeout 要素 (WebDAV)

[27] DAV: 名前空間timeout 要素は、ロック満期となるまでの残りの数を表します >>26

[28] 内容Timeout: で指定できる個々の値 (>>19) と同じ文字データです。 (リストにはできず、1つだけしか指定できません。) >>26

[36] timeout 要素activelock 要素子要素として使うことができます >>37

歴史

[1] draft-cohen-gena-client-00 - General Event Notification Architecture Base: Client to Arbiter ( ( 版)) <http://tools.ietf.org/html/draft-cohen-gena-client-00#page-7>

[2] draft-cohen-gena-client-00 - General Event Notification Architecture Base: Client to Arbiter ( ( 版)) <http://tools.ietf.org/html/draft-cohen-gena-client-00#section-8.4>

[34] RFC 2518 には拡張のための構文も含まれていましたが、 RFC 4918 で削除されています >>33

[30] IANA登録簿RFC 4918 が出典に更新されています >>31