属性値

[3] この属性の値は NUMBER です。 最大の文字数を指定します。

[4] この属性は省略可能です。省略時は無制限と見なされます。 HTML 4 17.4

数え方

[12] maxlength 属性の値は、 文字の数 (符号位置の数) を制約します。 WF2 2.5

[13] textarea では、 改行は、 wrap 属性の値に依存して追加されるものも含め、 1つ2文字 (CR LF) と数えます。 WF2 2.5、2.14

[17] この属性は初期値 (defaultValue) には影響してはなりません。 利用者の入力や妥当性検証にのみ影響しなければなりません。 WF2 2.5

安全性

[16] フォーム処理エージェントは、 悪意の有る利用者や不適合の利用者エージェントを考慮し、 maxlength 属性が指定されていたとしても、 必要ならば入力値の長さの検査をするべきです。 WF2 2.5

歴史

[6] HTML 4 DTD の注釈 (参考) には max chars for text fields と説明があります。

[10] maxlength 属性は、 HTML 4 では input 要素の text と password にだけ定義されていました。

[11] Web Forms 2.0 では、 input の email と url にも適用されるようになりました。 また、 textarea にも定義されました。

実装

[8] Bug 345267 - If the initial text input value is longer than maxlength it is truncated. https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=345267 (名無しさん 2006-07-22 04:28:31 +00:00)

関連

[5] この属性の値は、 size 属性の値を超えても構いません。 その場合は、 UA は何らかの scroll の仕組みを用意するべきです。 HTML 4 17.4

[15] maxlength が text, password, email, url, textarea に対して与えられ、その制御子が指定された数よりも多くの符号位置を含み、 しかもその値が既定値とは一致しないなら、 tooLong 妥当性検証誤りが報告されます。 WF2 2.5

例

[18]

<input type="email" maxlength="1" name="test"/>

この制御子は、値が選択されていないときだけ妥当になります。 WF2 2.5

メモ

[7] 正規化や提出時の文字コードの変換によって、 同じ文字列のはずでも長さが変わってmaxlengthの制限を満たさなくなることがあります。

[14] email や url で maxlength 属性を使うことは、 実際にフォーム処理エージェントで制限がある場合を除き、 非推奨とされています。 電子メイル・アドレスや URI は著者の考える以上に長いことがざらにあるからです。 WF2 2.5