[1] HTML における大域属性は、 HTML名前空間に属するあらゆる要素で定義されている属性です。
[6] すべてのHTML要素で使うことができます。カスタム要素でも使えます。
[19] 機械的にすべてのHTML要素で使えることになっているので、 意味がなかったり、矛盾していたりすることもあります。
[21] HTMLの属性ではありませんが、 HTMLに変換されることを前提とした言語における HTML 類似の構文には、独自に属性が用意されていることがあります。
[22] 例えば Markdown の方言の中には、 HTML要素に変換されるものに
markdown
属性を指定できるものがあります。
[4] XML名前空間では名前空間に所属する属性のことを「大域属性」 と呼んでいますが、それと HTML における大域属性は関係がありません。
%attrs
(HTML)[12] HTML の属性集合 %attrs
は、ほぼすべての要素型で定義されている属性が含まれているようです。
[13] 仕様書:
[14] 属性:
属性名 | 属性値 | 既定値 | 説明 | 出典 |
%coreattrs | 中核属性 | [HTML 4] | ||
%events | 内在事象属性 | [HTML 4] | ||
%i18n | 言語・文字 | [HTML 4] |
Common
[15] XHTML m12n (や XHTML2) における属性集合 Common
は、 XHTML m12n (や XHTML2) で定義されているほとんどの要素に共通で使える属性の集合を表しています。
これらの属性は共通属性と呼ばれることもあります。
[16] HTML4 における %attrs;
に近いですが、厳密な定義は異なります。
[23] XHTML m12n では、共通属性は大域属性としても用いられることになっていました。
[17] HTML5 には「大域属性」がありますが、これは HTML5 で定義されていない要素も含むすべての HTML名前空間の要素で共通で利用できるもので、 HTML4 や XHTML m12n とは定義が異なります。
[18] XHTML+RDFa 1.1 - Second Edition ( ( 版)) http://www.w3.org/TR/2013/REC-xhtml-rdfa-20130822/#s_metaAttributes
[3] 大域属性は、HTML4 における %attrs;
や XHTML m12n
における Common
に含まれる属性と位置付けが似ていますが、
より拡充されており、また、HTML4 や XHTML では仕様上定義されている要素に関してのみ存在するのに対し、
HTML5 以来の「大域属性」はすべての要素で存在することが異なります。
[8] Packaged Web Apps (Widgets) - Packaging and XML Configuration (Second Edition) ( ( 版)) http://w3c.github.com/packed-webapps/packaging/#global-attributes
[9] Re: Custom Elements: 'data-' attributes ( (Ian Hickson 著, 版)) http://lists.w3.org/Archives/Public/public-webapps/2014AprJun/0329.html
[10] The DOM Standard defines the class, id, and slot attributes · whatwg/html@36c9938 ( 版) https://github.com/whatwg/html/commit/36c9938b102fecadf6029a248f40aae83ea099d2