return-no-content

好み return (HTTP)

[2] Prefer: ヘッダー好み字句 return は、応答で返すべき表現の種類を表すものです。

仕様書

意味

[5] POSTPUT のような変更の要求を処理して成功した後に、 操作の状態を説明した表現を返すこともできますし、 変更後の資源自体の表現を返すこともできます。 どちらにするかはが決めることですが、 return を指定することでクライアントの希望を伝えることができます。>>1

構文

[3] return には値が必要です。値には次のものがあります。

[7] 値は大文字・小文字不区別です >>1

引数

[16] RFC では引数は定義されていませんが、 LDP が2つの引数を追加しています >>15

[17] どちらも値は URL のリストとなっています >>15

[18] しかし LDP 以外で使えなそうな引数を一般的な名前で追加しちゃって好き放題ですね... 他ではそうそう使われないでしょうから、現実的には衝突の虞もないでしょうが...

処理モデル

[6] Prefer: return に対応する起源鯖は、 指定された値に従って応答をどのような内容にするか決定することになります。

[8] return=minmalreturn=representation は排他的で、両方が適用できる場面はないはずです。両方が指定された場合、 両方共指定されなかったものとして処理することができます。 >>1

[9] これは Prefer: ヘッダー全体の処理モデル、 すなわち同じ好み字句が複数指定された場合に最初のもの以外は無視される、 というものと矛盾するようですが・・・。

[4] どちらを採用したかは、応答Preference-Applied: ヘッダーで明示できます。

歴史

[12] MicrosoftODatareturn=minimal ではなく return-no-contentreturn=representation ではなく return-content を使っています。

[13] こちらの方がよりわかりやすい名前ですね。

[14] OASISOData 仕様は RFCreturn を採用しています >>10

[19] draft-murchison-webdav-prefer-07 - Use of the Prefer Header Field in Web Distributed Authoring and Versioning (WebDAV) ( ( 版)) <http://tools.ietf.org/html/draft-murchison-webdav-prefer-07>

[20] draft-daboo-caldav-attachments-03 - CalDAV Managed Attachments ( ( 版)) <http://tools.ietf.org/html/draft-daboo-caldav-attachments-03>