仕様書

物理形

[13] 利用者エージェントは利用者に対して物理形を得る (obtain a physical form) (または物理形の表現 (representation) を得る) 機会を要求できるようにすることが期待されています >>12。ここで「物理形を得る」とは例えば印刷のことを、「物理形の表現を得る」とは例えば PDF への変換のことをいいます >>15。

[19] 利用者が物理形を得る (または表現を得る) 機会を要求した時には、 printing steps を走らせるべきです >>15。

[30] 「物理形を得る」が >>19 と >>26 で異なる意味で使われているように見えます。

[14] 実際に物理形を得る (または表現を得る) 際には、当該 Document の印刷媒体用の新しいレンダリングを作成することが期待されています >>12。

[58] 多くの Webブラウザーには、「印刷」や「印刷プレビュー」の機能が備わっています。一部の Webブラウザーには、 PDF 出力機能が備わっています。これらの機能が物理形を得る操作を呼び出します。

`window.print` (DOM)

[16] Window インターフェイスの print は、次のようにします。 >>15

[53] 文書を、文脈オブジェクトの文書に設定します。
[18] 文書の ready for post-load tasks が真の場合、
1. [50] printing steps を実行します。
[51] それ以外の場合、
1. [52] 文書の print when loaded を、真に設定します。

[54] 文書は、 print when loaded フラグを持ちます。初期値は偽です。

[33] print when loaded フラグが設定されると、後に stop parsing 手順が HTML構文解析器または XML構文解析器によって実行される際に、 printing steps が呼び出されます >>34。

[37] つまり、 load (stops parsing) までprinting stepsの実行は遅延されます。

[44] Chrome は execCommand の命令 print でも同じように動作します。 2016-12-07T01:01:05.300Z

printing steps

[20] printing steps とは、次の手順です >>15。

[21] 利用者にメッセージを表示するか、ここで終わるか、あるいはその両方を実行して構いません。
- [22] 例えばキオスクモードでは黙って無視して構いません。
- [23] 例えばモバイル機器のブラウザーで印刷機がないときはメッセージを出してから「PDF で保存」オプションを提示しても構いません。
[40] 文脈オブジェクトの文書の活性砂箱化フラグ集合の sandboxed modals flag が設定されていれば、
1. [43] ここで停止します。
[24] 印刷される文書とその子供閲覧文脈の Window で beforeprint 単純イベントを発火します。
[26] 物理形を得る (または表現を得る) 機会を提供するべきです。
- [27] 利用者がこれを受け付けるか断るかするまで待って構いません。待つ場合は pause しなければなりません。
- [28] 待たない場合であっても、この時点での文書の状態を使わなければなりません。
[29] 印刷される文書とその子供閲覧文脈の Window で afterprint 単純イベントを発火します。