[2] ISO 4217 は、通貨符号を規定する ISO の国際標準です。
[3] ISO 4217 は世界各国の通貨に対してラテン文字3文字の通貨符号を定義しています。
[11] >>10 には最新の通貨符号一覧があります。 XML 形式のものもあります。
[17] 基本的には 2文字の国符号の後に1文字足して3文字の符号となります。 いずれの文字も基本ラテン文字です。
[18] 大文字と小文字の区別はないようですが、定義上すべて大文字となっています。
[20] 近年まで用いられていたものの既に廃止された通貨や、デノミの前のものにも符号が割り当てられており、 再利用はされないようです。
[19] 特別な用途の符号や地域の通貨の符号は X
から始まる3文字の符号が用いられています。
金、銀などにも符号が割り振られています。
XTS
XXX
[4] 言語タグでは u
拡張タグの中のキー cu
の型として通貨符号を記述できます >>5。
[13] マイクロデータで使う schema.org の語彙でいくつかの特性の値は ISO 4217 の3文字通貨符号とされています。
[24] 国名符号や言語符号とは異なり、 通貨符号は IETF や W3C では余り使っていません。
[25] W3C の原案 Common Markup for micropayment per-fee-links http://www.w3.org/TR/Micropayment-Markup/#Appendix%207 では、次のような符号を使っています。
x-
をつける。私用名には必ず URI を添えさせることで一意性を保証しています。
より正確には:
a four to ten letters currency name beginning with "x-" to be used by any system with some risk of collision. In addition, one can also mention a meta-escape sequence; a new reserved prefix "z-" indicating any string starting with "z-" has "z-" removed from it before use. (e.g. z-x-u turns into x-u as a registered code, not into an x- extension string).
4〜10文字の通貨名で
x-
で始まるものは、任意のシステムに於いて衝突の危険はあるものの使うことが出来ます。加えて、メタ・エスケープ・シーケンスのもあります。新たに予約する接頭辞z-
は、z-
で始まる任意の文字列は使用する前にz-
を削除することを示します (例えば z-x-u は登録符号であるx-u
であって、x-
の拡張文字列ではないことになります)。
[26] z-
をどういうときに使うのかいまいちはっきりしませんが、
W3C かどっかがこの仕様書案の時点で将来用意する予定だった登録簿に
x-
で始まる名前を登録可能とし、
それが私用名と衝突しないようにする配慮なんですかね?
(ISO 符号は3文字のラテン文字だけで構成されるはずだから、絶対に衝突しないし。)
[33] rfc4153, https://datatracker.ietf.org/doc/html/rfc4153#section-6.8.2