[9] 制御機能は制御文字をはじめ、 符号化文字集合を使った符号化文字データ要素の列の中にあって図形文字以外の機能の適用を表現するビット組合せの列です。
- 制御機能 (control function)
- データの記録, 処理, 伝送及び解釈に影響を及ぼす作用で、 一つ以上のビット組合せで表現するもの。 JIS X 0211‐1994 4.2.23, JIS X 0202:1998 4.10, JIS X 0201:1997 3.4
- 制御機能 (control function)
- データの記録、処理、伝送又は解釈に影響を及ぼし、 かつ、一つ以上のオクテットからなる符号化表現をもつ動作。 (JIS X 0221‐1:2001 4.15)
[10] 1つの文字と考えられているものを制御文字といいます。 エスケープシーケンスのように複数のビット組合せの列で記述されるものも含めるとき制御機能といいます。
[11] C1制御文字が CR領域で制御文字として記述されたり、 エスケープシーケンスで制御機能として記述されたりするように、 構文以外に両者の違いはさほど重要ではありません。
[1] 制御機能 ⊃ 制御文字, 制御機能 ⊃ エスケープ・シーケンス, 制御機能 ⊃ 制御シーケンス, 制御機能 ⊃ 制御列。
[6]
制御機能には、
formator function
と
editor function
があります。
editor function
は
FORMAT EFFECTOR ACTION MODE
(FEAM
)
に
sensitive
であるというのが違いです。
>>5
[72] 制御文字やその他の制御機能のいくつかは、 直後に引数となるバイト列を承けることがあります。
[12] 引数の形態は共通規格がなく、制御機能それぞれに記述方式が違っています。
[13] 引数は GL領域で記述される場合がほとんどですが (たまに任意のビット組合せを認めるものもあります。)、 制御文字依存の意味を持っていて、 GL に指示されている図形文字集合とは関係ありません。
[16] 引数の記述方法が違うということは、未知未対応の制御機能が出現したとき、 適当に読み飛ばすことができず、解釈を誤る可能性があるということです。
[17] 例えば 8/0 が1バイトの引数を取るとすると、 GL に942集合が指示された状態で
のうち 2/1 は引数なので、図形文字の一部ではありません。 もしそのことを知らないと、 2/1 2/2 で1文字だと誤認し、 以後すべて文字化けするかもしれません。
[18]
ISO/IEC 10646 は引数を U+0000
... U+00FF
の符号位置で表すことにしていて、これを「詰め込み」と呼んでいます。