[7] SGML における記録とは、
行に相当する抽象化された概念でした。
[1] 文入力装置上の入力行に対応する SGML実体の区分であって、記録開始 RS
及び記録終了 RE
によって区切られる。 (JISX4151‐1992 定義 (56))
- [2] 備考1. 文の書式付けによって作成される行と区別するために、行ではなく記録と呼ぶ。
- [3] 備考2. SGML 実体は、複数の記録の文、一つの記録の文又は記録境界を全く持たない文 (それは、文書中のどこか別の場所で記録境界文字が出現するか否かに依存して、記録の一部分または記録の外側と考えることができる。) から構成される。
- [4] record。
- [5] >>1-4 は要するに、 SGML 原始ファイル上の行 (平文エディタで開いた時の論理行) のことを記録と呼びますよん、ということです。
- [6] しかしながら、 SGML は必ずしも記録に依存して規定されてはいません。ですから、記録という概念が存在できないシステムがあったとしても、 SGML は実装可能です。