[7] 日時を一般化した時間軸上の位置を時間位置ということがあります。
[2] 日付と時刻は、日以上が日付、 未満が時刻と区別されます。しかし文脈によっては両者を区別せずに、 日付または時刻のどちらかの語で日時全体を表すことがあります。 日付と時刻の区別は日という人間の生活上重要な単位で便宜上区分されますが、 時間軸上の位置や長さと捉えれば同一のものです。
[3] ユリウス通日の小数表現のように、 日数による日時表現で日付のみならず時刻をも表す方法は古くから用いられてきました。
[4] Unix time など、秒数による日時表現 (やそれ以下の単位の日時表現) も、 特に計算機処理上で広く用いられています。計算機処理では小さな単位を基準とした整数の方が小数よりも扱いやすく、 人間のために日単位に換算するのも容易なので、日付ベースよりも時刻ベースの方法が好まれそうです。
[5] 日付と時刻を区別せずに扱える方式、とりわけ時刻ベースの方式なら、 (定義の方法次第ではありますが) 時差による日と日の境界のずれを日時表現から除去できるという利点もあります。
[6] 各種日時形式の定義などでも、
時刻を扱えるのに「日付」
と呼んだり、
日付を扱えるのに「時刻」
と呼んだり、
「日時」と併記したり様々です。