[9] SGML宣言の APPINFO
(応用特有情報・応用規定情報)
は、応用又は応用体系が必要とする情報
を指定する引数です。
この引数を使って、著者側は文書で使用する応用や体系についての情報を提供することができますし、
システム側はその文書を扱うことができるかどうかを知ることができます。
[10] 構文: APPINFO
鍵語の次には、
鍵語 NONE
または最小表記が来ます。
NONE
[4] 仕様書:
[2] 文書体系が使用されているかどうか調べるために
SGML宣言の APPINFO
引数を間隔で分離された字句の列として解釈することができます。
字句として ArcBase
(大文字・小文字は問いません。)
が含まれていると、文書が一つ以上の体系に適合していることを表します。
AFDR
[4] この APPINFO
による宣言は必須ではありません。
体系基底宣言があれば体系を使用していることを示せます。
AFDR
体系使用宣言処理指令を使用すれば体系基底宣言すら不要です。
[5] ArcBase ArcBase="NewBase"
のように記述すれば、体系基底宣言処理指令の2つめの鍵語の部分を
ArcBase
ではなく NewBase
にできます。
[3] 公式システム識別子が使用されているかどうか調べるために
SGML宣言の APPINFO
引数を間隔で区切られた字句の列として解釈することができます。
字句として FSIDR
が含まれていれば、
公式システム識別子が使われているかもしれないことを表します。
FSIDR
[6] この APPINFO
による宣言は必須ではありません。
公式システム識別子宣言があれば公式システム識別子が使用されていることを示せます。
FSIDR
[7] FSIDR=FSIUsed のように指定すれば、
公式システム識別子宣言の2番目の鍵語を FSIDR
ではなく FSIUsed
とすることができます。
FSIDR
[8] 大文字・小文字の区別に関する規定はありません。また、 >>5 では改名の場合 >>2 の単独のものと >>5 の改名のもので字句を 2つ指定しなければならないようですが、 >>7 にはそのような規定はありません。 また、 >>5 では新しい名前は引用符で囲まれているようですが、 >>7 はそうではないようです。
[1] 使用例: APPINFO "SDA" -- conforming SGML Document Access application --