[7] ACE 接頭辞は、国際化ラベルを ASCIIラベルとして表現する際に使う接頭辞です。
[6] Punycode のACE接頭辞は、 xn--
です >>4, >>13。
[9] ACE接頭辞は、大文字・小文字不区別です >>4。
この文書では、ACE 接頭辞は、 すべての ACEラベル / Aラベルのはじめに現れる ASCII 文字列として定義されます。 IDNA2003 >>5, IDNA2008 >>13
[8] 現在有効な ACE接頭辞は Punycode を表す xn--
のみです。
それ以外は歴史的なものであり、既に使われていません。
[10] ACE接頭辞である xn--
の後に
Punycode 符号化した文字列を続けると、ACEラベル / Aラベルとなります。
[11] ACE接頭辞からはじまるラベルのすべてがACEラベルではありません。 しかし、混乱を招くため、 DNS ゾーンでは ACE接頭辞を ACEラベル以外に使うべきではありません。 >>4
[18] IDNA2008 での改訂に当たってACE接頭辞を変更するべきかどうか、変更するべき条件は何かが検討され、 RFC 5894 にまとめられています。
[19] ACE接頭辞は、与えられた文字を lookup したり、その他解釈したりの結果がプロトコルや表の版によって変わってしまうとき、必要となります。 具体的には、次の4条件のいずれかが成立するとき、その時に限って、ACE接頭辞を変更する必要が生じます。 >>17
[34] もし接頭辞を変更するとなると、既存の登録を必要なら変換する必要がありますし、 lookup は新旧両方に対応した上で片方で lookup して駄目なら他方で lookup しなおすような手間が必要になります。1つのドメイン名に含まれるラベルに新旧混在する場合も考えると名前解決に非常に時間がかかるようになり、 DNS キャッシュも困難になってしまいます。また、同じ入力が2種類のAラベルになり得るとしたら混乱や攻撃に使われかねません。 >>17