[1] 貞観は「じょうがん」と讀むことが多いようです。 辞書類もそうしています。
[2] 「じょうかん」と讀む例もちらほらあるようです。 公的機関や学術的なものにもみられます。
[3] 数的には「じょうがん」が圧倒的に多そうで、「じょうかん」 も別の読みとして存在すると考えていいか、微妙なラインです。
[4] 「観」は漢音、呉音ともカン (クヮン) なので、 ガンになるのは連濁なのですかね
[12] 豊田市杉本町 杉本神明神社貞観杉(じょうがんすぎ) - 巨樹、巨木巡礼 () https://blog.goo.ne.jp/yss2141/e/f8bdb1e0095211b46f0a6b36e1c4e24f
[36] 明らかに貞観を意味して貞親と書かれた例がたまにあります。 検索で出てくるものの多くはOCR誤読で実際は貞観か貞觀と書かれていますが、 たまに本当に貞親と書かれています。
[37] 木地師の家に伝わる縁起書・免許状で「貞観初暦」と書いて貞観元年を表したものがあります。 各地にいくつか残っているようです。それとほぼ同内容で、「貞親初暦」となっているものがあります。
[38] 翻刻で原史料ではないので、原文がこのままなのか、それとも誤記、誤植なのかはわかりません。
[39] このような縁起書、秘伝書の類は誤写により少しずつ違う版があちこちに残されているものなので、 出版時の誤植でなく原文に実際に「貞親」と書かれている可能性は十分にあります。
[34] 近代の明朝体活字の出版物で「貞親」と書かれていることがたまにあります。例えば:
[15] shigaku_32_50_56.pdf, , https://glim-re.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=3100&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1 #page=3
[16] AN00106199-00000028-0021.pdf, , https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/AN00106199-00000028-0021.pdf?file_id=64166 #page=26
[17] 15-2.pdf, , http://jsmh.umin.jp/journal/15-2/15-2.pdf#page=56