新字体

新字体

[4] 新字体は、戦後日本法令 (当用漢字字体表常用漢字表人名漢字) で採用された漢字字体です。

[5] 拡張新字体は、新字体字体決定規則を推測し表外字に類推適用したものです。 朝日新聞社83JIS によるものが有名です。

[6] 俗に、同音の漢字による書きかえによる変更後の漢字新字体ということもあります。

起源

[9] 新字体の多くは、一般には戦前にも既に用いられていたようです。 印刷には用いられない手書きの略字形や草書体などから採用したものもあり、 戦後に完全に新たに作られたものはほとんど無いとされています 解説字体辞典

JIS漢字

[45] 83JIS, JIS X 9051, JIS X 9052

[46] JIS X 0213:2000

朝日文字

[36] 朝日文字 (朝日字体) は、 昭和時代中期から平成時代初期に朝日新聞で使われていた拡張新字体です。

[37] 拡張新字体の代表例としてよく言及されました。 朝日新聞社以外でもよく用いられる漢字もあれば、 あまり見かけないものもありました。

[38] 時期によっても少しずつ違いがあったそうです。

[50] 日本字デザイン, 佐藤敬之輔, , , https://dl.ndl.go.jp/pid/8312649/1/109 (要登録)

[51] >>50 朝日新聞社 基準漢字書体表

[44] 朝日新聞の字体変更の中身 - 帰ってきた💫Unicode刑事〔デカ〕リターンズ, https://moji-memo.hatenablog.jp/entry/20070115/1168857206

地名の新字体化

[53] �@�c�s(落書き帳 記事集), https://uub.jp/frm/search.cgi?KJNS=2341+77147+77318+77331+77338+77341+77347&TITLE=%98@%93c%8Es&KIX=1&KJN=1

関連

[7] 表外漢字字体表では、簡易慣用字体新字体に相当します。

[8] 新字体に対する古い字体旧字体といいます。

[39] 新字体簡体字は同じこともあれば、違うこともあります。

メモ

[34] KOTOBA9702 (, ) http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/menicuita/9702.htm#26

[35] ☆彡妖精 し お に や ん @ お疲れ・闇(病み)・ド底辺(汗)さんはTwitterを使っています 「@Harita_arayshi 糟屋郡須恵町…町制施行時は『須惠町』と旧字体の惠だったようで。当用漢字の制定と新字体の標準化で『須惠町』から『須恵町』に置き換ったのでしょうね…。今は町の正規表記も新字体ですね。 なお、自身は幼少時代に染み付いた昭和〜平成初期の旧町名のまま頭の中は地図更新出来てない状態です(^o^;)」 / Twitter (, ) https://twitter.com/mizuki_shiobara/status/1438462760812105730

[40] 組版に関係する用語 - JAGAT, , https://www.jagat.or.jp/past_archives/content/view/5383.html

“新字体”という用語の意味もあいまいである。(活字組版の時代に使用されていた指定用語であるが、“新字体使用”と原稿に指定があった場合は、“当用漢字字体表”あるいは“常用漢字表”に掲げられている字体を使用するという意味であり、あいまいさはない。) 特に“拡張新字体”という用語は定義された用語ではなく、“いわゆる拡張新字体”と、俗称であることを示しながら呼ばれていたが、今日では“いわゆる”を付けないで書かれている本も見かける。

[41]常用漢字表が制定された今「新字体」の意味はどうなってるんだろな。 「あいまいさはない」とはもはや言えないのかも?

[47] ところで「いわゆる」ってつけて言われるのって、元は「拡張新字体」って言われていたからだよね。 「今日では」って順序が逆なんじゃ? それとも組版系の書籍ではそういう流れがあったんかな。

[48] そもそも「いわゆる拡張新字体」っていう表現がそんなに見たことないような。 「いわゆる」をつけてもつけなくても俗称でしかないし。 俗称には「いわゆる」をつけるって規則も別にないよね。 「旧字体」も「新字体」も定義された用語でなくて俗称じゃない? この段落そのものが曖昧であるって言ってるし定義ない俗称だよね、 なんで「いわゆる新字体」にしないのに「いわゆる拡張新字体」にするんだろ?

[43] 漢字の字体 その5「表外漢字と字体」 - JAGAT, , https://www.jagat.or.jp/past_archives/content/view/5620.html

“拡張新字体”という用語は、“標準 校正必携 第三版”(1973年、日本エディタースクール出版部)で使用された用語であり、そこには、81字の例が掲げられている。

これよりも以前の1955(昭和30)年に刊行された“広辞苑”(岩波書店)の2336頁(確認したのは1959年の第6刷)には、“本辞典使用の字体について”の見出しと、“当用漢字の字体整理の趣旨に基づき、字体表の文字に加えて、次に掲げた文字にかぎり、整理された字体を使用した。/( )内は正字を示す。”との説明のもとに、98字が掲げられている。

[49] えっじゃあ俗称じゃなくない? 例示だけなら定義されてない用語ではあるのかもしれんけどさ。

[42] 第16回セミナー報告集, , https://www.pot.co.jp/moji/se16report.html

JIS X 0213:2000 の制定の話

ただ、公開レビューの時からJISに対する批判として、新聞でしか使わないような拡張新字体を入れるんじゃないという方がおられたのですが、これについてはもうJIS側としては新聞だろうが何だろうが使っているものは全部入れるという、べつにこちらは辞書をつくっているというか権威を出しているわけではなくて、使っているものをただそのつかっている通り使えるようにするというだけです。

新聞の場合も、例えば朝日新聞だけ使っている字というのは、これは落ちました。朝日でも産経でも使っているとか、産経でも毎日でも使っているというような文字については拡張新字体であるかどうかということではなくて使っている字として入れるというようなことをしています。

[52] 日本医師会雑誌第136巻第1号 - 136010139.pdf, , https://jams.med.or.jp/dic/136010139.pdf#page=7