文書マナー

文書マナー

[1] 文書作成のマナーです。 この記事はマナー講師です。

[3] 関連: 校閲者

[2] 時候の挨拶を使うときは元号 (和暦) で年月日を書かなければなりません。

[11] 年賀状の書き方・送り方:年賀状の書き方、賀詞や文例、投函時期「年賀状・暑中見舞いドットコム」2019年・平成31年亥(いのしし)年版 () https://www.nengasyotyuu.com/bunrei/nenga/nenga_01/#section04

「元旦」や「一月一日」も重複しないようにしましょう。 年号は西暦で表記してもかまいませんが、元号と西暦の併記はしません。

[12] 出典不明、意味不明の謎の指示。

重複がいけないのなら、 「2019年亥」や「平成31年亥」も駄目だろう。 十二支の絵を書いたら元号年西暦年を書いてはいけない? そんなはずない。

元号年と西暦年の併記は、 新聞の日付欄をはじめ、 公文書、学術論文、日本各地の名所旧跡の案内看板、 イベント告知のポスターなど、 ありふれているし、それをおかしいという人などいない。 現代日本の紀年法 年賀状でだけそれが駄目だというのなら、 それなりの理屈がないといけない。

むしろ新年を祝う年賀状だから、 元号も西暦も干支も、書けるだけ書いた方がめでたくていいのではないか。 元号や西暦やその他色々な紀年法や暦法の年が書いてあるカレンダーだって珍しくないのは、 その方が便利だからというのもあろうが。

併記しないのが伝統だから、慣習だから、 というのなら、せめてどこの地域のどんな人達が実践しているのか、 くらい示すべきだろう。 しかし本当に伝統にこだわるなら、 西暦で書いていいはずがない。元号で書かなければならない。

ちょっと歴史に詳しい人なら誰でも知っていることだが、 昔は元号年干支年を併記するのは普通のことだった。 それが千年以上続く、年賀状よりも古い伝統。 東洋の日時表示 そこに西暦年が加わって何が悪いのか。 誰がどんな理由で「併記はしません」と決めたというのか。

[13] 社会慣習とも伝統とも矛盾するとしたら、この謎マナーは誰が捏造したものだろうか。

[4] 陳述書に和暦日付を書けない人は不真面目そうっていう偏見はある。 TPO が弁えられていない。