[9] Webブラウザーの閲覧文脈は、 navigate により次々と Webページの遷移を行ったり、スクリプトによって Webページ内での状態を変化させたりして変化してゆきます。 こうした変化の各段階を記録したものを履歴といいます。
[5] 多くの Webブラウザーは履歴上を「戻る」、「進む」 といった操作を利用者インターフェイスで提供しています。 1段階だけではなく、メニューなどを提示して複数段階移動することができる Webブラウザーもあります。こうした移動は ⊿ 付きの履歴の探索操作として扱われます。
[2] History
インターフェイスの仕様は、
セッション履歴をどう利用者に提示するか制限するものではありません >>1。
[3] navigate や History
の操作はセッション履歴を編集することがありますが、
これは必ずしもその通りに利用者に示さなければならないわけではない HTML Standard
とされています。
[8] 著者が pushState
を濫用した場合のため、
複数段階移動するためのメニューに状態オブジェクトが異なり文書が異ならないエントリーへの移動を表示しなかったり、
状態オブジェクトのみ異なる移動と URL が異なる移動で2種類の移動操作を提供したりすることも考えられます >>1。
[6] 多くの Webブラウザーは、セッション履歴とは別に、(セッションに関わらず) 最近表示したページの一覧を表示する機能を実装しています。そうした一覧からの移動は、 セッション履歴の移動ではなく新たな navigate として実装されているのが普通です。
[10] Using Graphic History in Browsing the World Wide Web http://www.w3.org/Conferences/WWW4/Papers2/270/
[11] Graphical History - Torisugari の日記 http://slashdot.jp/~Torisugari/journal/357506?from=rss (名無しさん 2006-11-18 02:32:41 +00:00)
[12] Graphical History その2 - Torisugari の日記 http://slashdot.jp/~Torisugari/journal/357584?from=rss (名無しさん 2006-11-18 02:32:59 +00:00)
[15] chrome.history - Google Chrome ( ()) https://developer.chrome.com/extensions/history
[17] Firefox の履歴一覧表示ウィンドウは表示順で整列されていて、 履歴から開き直すとその項目が今日の最新のところに移動してしまいます。 これがすごく使いにくい。履歴を遡って目的のページを探したいときにいちいち順番が入れ替わって選んだページ = 最後に表示されたページにスクロールしてしまう。
メニューにはこの挙動をオフにする項目がちゃんと用意されています。 なぜこの困った挙動の方がデフォルトなのかが謎。