体系形式

体系的形式 (SGML)

[1] 体系的形式 (architectural form) は、 文書の構成部品を作成したり処理したりするための規則です。 (文書とそれを作成・処理する規則である文書体系の関係に相当するのが、部品とそれを作成・処理する規則である体系的形式です。)

[5] 仕様書:

[4] 体系的形式には、4種類あります。

要素形式
要素型宣言および属性定義並び宣言により定義します。 要素型宣言は内容模型 (体系的内容模型) を持つことができ、 それによって要素形式に適合する要素を制約します。
属性形式
属性定義並び宣言によって定義します。 属性定義は割当てられた要素形式でのみ使用できます。
記法形式
記法宣言および属性定義並び宣言により定義します。
データ属性形式
属性定義並び宣言によって定義します。 属性定義は関連付けられた記法に適合するデータ実体のみ使用できます。

体系的形式 (ArcForm) 属性

[2] 体系的形式 (architectural form) (ArcForm) 属性は、 要素記法が適合する体系的形式の名前を指定します。

仕様書: ISO/IEC 10744:1997 A.3.5.1 <http://www.y12.doe.gov/sgml/wg8/docs/n1920/html/clause-A.3.5.html#clause-A.3.5.1>

[3] この属性の名前は体系的形式属性名 (ArcFormA) 属性で指定します。複数の基底体系を使っているときには、 体系ごとに別の名前とします。

クライアント文書は、体系的マーク最小化が行える場合を除いて、 体系的要素体系的外部データ実体には必ずこの属性を指定しなければなりません。 (そうでなければ、非体系的とみなされます。)

この属性の値は、体系DTD で定義されているものでなければなりません。 そうでなければ RAE です。