<htmlplus>

HTML+

[13] HTML+ は、 HTML の拡張として1990年代前半に提案されていた仕様です。 主に Dave Raggett によって作業されていました。 HTML+ は後の HTML 3.0 の元となりました。

[20] 仕様書全文は何度か改訂されて配布されたようです。一度は Internet Draft にもなっています。 DTD はより頻繁に改訂されて配布されていたようです。

HTML2 との関係

[19] HTML (後の HTML 2.0) と HTML+ は並行して開発が進められていたようです。 HTML 2.0Dan Connolly によって当時共通に実装されているものを中心に、 HTML+Dave Raggett は近い将来実装されるべき新機能を盛り込んで随時改訂されていました。

1993年4月頃 (開発開始)

[23] 1993年4月に開発が開始されました >>15。4月時点ではまだ名前がなかったようで、 当初は HMML とも呼ばれていましたが、5月には HTML+ と命名されています >>24, >>16

1993年5月頃の DTD

[25] 未発見。

1993年6月1日版 DTD

[22] 未発見。

版 DTD

[56] >>55

[51] 現存最古の HTML+DTD

[54] W3CWebサイトにあり、ファイルの日付がとなっている >>52。 また、 tar+gz ファイルがあり >>53、 ファイル htmlplusdtd.txt の日付がとなっている。

[55] DTD からの改訂 >>28 とされる。出典不明。


[60] >>53htmlplus.ps という早朝付のファイルがある。 >>59 と同じものか。

[61] >>53 の中には

12th July 1993

とある。

1993年7月23日版

[10] 1993年7月23日版 http://www.iticentral.com/SupportingDocuments/Raggett_I.pdf

htmlplus とは別に強制空要素html が定義されていたり。

WWWWW

[30] WWWWW

1993年10月28日版

[6] >>3 にはそれが HTML+ 案の第2版であると書かれています。 WebFTP で探してみると draft-raggett-www-html-00 という同じ名前の1993年10月28日付の文書が見つかります。

[7]

なお、 Web で探すとでてくる PostScript 版の中には、 PostScript としての頭部が微妙に異なるものがあるようです。 それ以外の内容には違いはないようです。

1993年11月3日版

[3] WWW-Talk Oct-Dec 1993: Re: Second draft of HTML+ now available (2007-03-29 17:11:06 +09:00 版) http://1997.webhistory.org/www.lists/www-talk.1993q4/0369.html

1993年11月3日付けで、新しい HTML+ 案 (PostScript 版) の告知が www-talk に流れています。

[4] >>3 はその後 Internet Draft として出版されたようですが、 現在 IETF には残っていないようです。

[5] http://ftp.ics.uci.edu/pub/ietf/html/history/draft-raggett-www-html-00.ps.gz に11月2日付 (ファイルとしては1994年11月16日付) の PostScriptHTML+ 案があります。これが >>3 のとき公開されたもののようです。

[33] libwww はこれを実装していたようです。 >>32

版仕様書

[1] HTML+ (Hypertext markup format) (2000-08-23 17:15:12 +09:00 版) http://www.w3.org/MarkUp/HTMLPlus/htmlplus_1.html

[64] SGML宣言 + DTD

     Dave Raggett 5th January 1994

と書かれたもの。

[65] おそらく >>63 が出典。

版DTD

[66] SGML宣言 + DTD

     Dave Raggett 11th January 1994

と書かれたもの。

版 DTD

[67] SGML宣言 + DTD

     Dave Raggett 18th March 1994

と書かれたもの。

1994年4月5日版 DTD

[57] >>53htmlplus_paper/htmlplus.dtd という付のファイルの中に

     Dave Raggett <dsr@hplb.hpl.hp.com> 5th April 1994  

とある。おそらく >>21 と同じファイル (未確認)。

[58] >>53 の最上位ディレクトリーのファイルの多くが付。 当時の仕様書か。

1994年5月20日版

[8] 1994年5月20日版議論文書

[9] >>1>>8 は同じような気もするが確証はない。細かいところが違うかも。

[41] >>9 日付が違うのでいろいろ変わってそう、要確認

[42] >>40 には日付がなさそうだけど >>39 と同じなのかどうか?

[46] DTDDTD はまったく同じです。

版 DTD

[43] 途中に

Changed 21 Jun 1994, BB

Changed 22 Jun 1994, BB

という注釈が入っています。

[47] 版かそれに近いものから派生したと思われ。

[44] ということはオリジナルの HTML+ DTD ではないみたいです。

[45] HTML+ 用の SGML宣言

        $Id: html.decl,v 1.8 1994/06/21 17:10:29 connolly Exp $

と書かれたものがあります。

[48] 版は SGML宣言とセットなのにDTD にはないので、何か訳あって Dan Connolly 系統の SGML宣言との組み合わせに変えたと思われます。

[62] >>53, 付のファイルがいくつかある。 実際に作られた日時かどうかは不確か。

その後の標準化

[27] HTML3 を参照。

htmlplus 要素

[216] HTML要素概説
要素名
htmlplus
日付
説明
HTML+ DTDhtmlplus がある。 文書要素に使われているが、特に説明はない。 >>36 HTML+19930713
参照
html
注釈

[34] 時点の Emacs/W3htmlplus を (html だけでなく) 実装していました。 内部的に表示するページの生成時にも (html のかわりに) 使っていました。

[35] HTML要素概説
要素名
htmlplus
日付
説明
時点で、 Emacs/W3htmlplus を実装していた。
出典

関連

[50] HTML+TIME とは無関係。

メモ

[2] Keybindings for html-helper-mode version 1.34 (1995-02-02 06:16:33 +09:00 版) http://www.santafe.edu/~nelson/tools/keybindings.html

[11] A Review of the HTML+ Document Format (1995-02-02 05:05:52 +09:00 版) http://www.w3.org/MarkUp/HTMLPlus/htmlplus_paper/htmlplus.html

[12] EMail Msg <9309101608.AA29522@manuel.hpl.hp.com> ( 版) http://ksi.cpsc.ucalgary.ca/archives/WWW-TALK/www-talk-1993q3.messages/881.html

[17] WWW-Talk Apr-Jun 1993: HMML -- More character entities? ( ( 版)) http://1997.webhistory.org/www.lists/www-talk.1993q2/0194.html

[18] WWW-Talk Apr-Jun 1993: Tables and HTML+ ( ( 版)) http://1997.webhistory.org/www.lists/www-talk.1993q2/0271.html

[29] HTML Design Notebook () https://www.w3.org/People/Connolly/drafts/html-design.html

tkWWW

Seems to handle most of HTML+.

[230] HTML要素概説
出典
注釈
  • [49] 時期が明確な HTML+ の版の最新。
注釈
  • HTML+ 初期の HTML 仕様書の1つ。実装済み機能中心の HTML 2.0 の系統と並行して開発され、 未実装の新機能を積極的に取り入れた。後に HTML 3.0 に発展した。 頃に開発が開始されたが、 DTD が現存最古。 SW:HTML+ 本書ではDTD版仕様書本文、 DTD>>49 に含まれるかを示した。 HTML+19930713 HTML+19931108 HTML+19940405 DTD には Core (中核) とそれ以外の区別があり、 前者に含まれれば「Core」と示した。