<FIGTEXT>

figtext 要素、 bodytext 要素、 embed.body 要素、 textflow 要素

figtext 要素, bodytext 要素, embed.body 要素

[64] HTML要素概説
要素名
bodytext
要素名
figtext
日付
説明
HTML 3.0 DTD に、 bodytext, figtext が追加された。 混合内容問題回避のためとされる。 HTML3-19950324
注釈
[14] HTML要素概説
要素名
embed.body
日付
説明
HTML 2.1E DTD に、 embed.body がある。 HTML21E19950921 HTML 2.1Eembed.body がある。 フォールバック内容のための要素とされるが、 混合内容問題回避のためのものである。 >>8 前後の版の bodytext に当たる。
出典
参照
figtext
参照
embed
[284] HTML要素概説
要素名
bodytext
日付
説明
HTML3 Linking and Embedding Model は、 insertfigbodytext を使っている。 >>7
出典
注釈
[98] HTML要素概説
要素名
bodytext
要素名
figtext
日付
説明
Emacs/W3 は、 少なくても構文解析において bodytext, figtext を実装していた。
出典

[12] w3/w3-parse.el at master · emacsmirror/w3 · GitHub, https://github.com/emacsmirror/w3/blob/master/w3-parse.el#L1438

textflow 要素型 (HTML)

[1] WinIE 3.0βが実装していた独自拡張であるとされている (ことも多い) HTML の要素型です。

この要素は、 applet 要素の子供として使って、 その Java applet代替文とします。

怪しい WinIE3β DTD http://openlab.jp/k16/htmllint/notice.html#ie30b によれば、 この要素の子供としては、行内要素PCDATA に加え、 applet (!), script, object, embed, marquee, bgsound, noscript 辺りを入れられます。 属性はありません。

[3] この要素型、実は Cougar (HTML4 draft) にあったりします http://www.w3.org/MarkUp/Cougar/HTML.dtd。 注釈によると、混合内容になってしまうと云々。 fieldset にもあるあの問題ですね。

つまり、 applet の中身は最初の方に param を、後の方に代替文を書かせたいわけです。

<applet>
foo
<param/>
</applet>
ではなく
<applet>
<param/>
foo
</applet>
と。ところが、 SGML 的にはこれを実現するために内容モデル(param*, %flow;) としちゃうと、空白の扱いのせいでうまくいかない。 そこで開始タグ終了タグも省略可能なダミーの textflow 要素を用意した、と。

最終の HTML 4 では (HTML 3.2 でも) 諦めて (param | %flow;)* にしたみたいです。

[2] htmlKona という実装が textflow に対応しています。 htmlKona の使い方 http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls61/htmlkona/htmlkona.html#689709

HTML++ も対応しています。 HTML++ Home Page http://www.cfc.co.jp/lepton/html++.html

JIS TR X 0010:2000 『日本語組版のDSSSLライブラリ』の附属書 D 『特定 DTD ルール群』にある html.dsl というスタイルシートもこの要素型のを 「何もしない」という表示規則で定義しています。

[6] 結局、この要素型は SGML 互換性のために HTML 3.2/4 draft DTD にあったものを、その DTD をコピペして WinIE 3.0β 用 DTD なんてものをうっかり公開しちゃって、 大元の W3C 仕様からはその後消されてしまったために M$ 独自拡張の汚名が残ってしまったというわけみたいです。 (W3C draft は読まないくせにたまたま IE のβ DTD の存在を知ってしまったような香具師がタグ一覧(謎)なんてものを作るから誤解が広まる。そういう意味では AHL も加担してるな。。。)

[216] HTML要素概説
要素名
textflow
日付
説明
HTML 3.2 DTD に、 textflow がある。 HTML32-19960506 混合内容問題回避のためのものである。 HTML 3.2 のその後の原案や Cougar にも引き継がれたが、 HTML 3.2 の最終版や HTML 4.0 は採用しなかった。
説明
Internet ExplorerDTD として公開されたものが textflow を含んだ時期の HTML 3.2 DTD から派生したものだったため、 textflow を含んでいた。おそらくこれが原因で、 textflowInternet Explorer の独自の要素と紹介されることがあった。 しかし、 Internet Explorer 自体が textflow を実装したことはなかったと思われる。
出典
<textflow>
参照
figtext
参照
bodytext

textflow 要素型 (SVG)

メモ