open

ShadowRoot インターフェイス (DOM)

[15] 影根 (かげね) (shadow root) は、 影木です。影根は、 ShadowRoot インターフェイス実装する節点オブジェクトです。

仕様書

意味

[14] ShadowRoot 節点は、影根 (shadow root) です >>9

[19] 影根は、 DocumentFragment 節点の特殊形です。

状態

[16] DocumentFragment の状態に加えて、次の状態を持ちます。

モード

[18] 影根は、常に null でないホストを持ちます >>9

メンバー

[10] ShadowRoot インターフェイスは、 DocumentFragment インターフェイス継承しています >>9。 更に、 DocumentOrShadowRoot インターフェイス実装しています >>20

[12] ShadowRoot インターフェイスは、 DocumentFragmentDocumentOrShadowRootメンバーに加えて、 次のメンバーを持ちます。

[11] ShadowRoot インターフェイスは、 文書環境晒されています >>9

モード

[17] 影根は、モード (mode) を持ちます。 モードは、 open または closed のいずれかです。 >>9

[13] ShadowRoot インターフェイスmode IDL属性の値は、 列挙型 ShadowRootMode、すなわち open または closed です >>9

[32] 辞書 ShadowRootInitメンバー mode は、 必須の ShadowRootMode の値です >>31attachShadow メソッドにおいて、 作成する影根mode の値を指定するものです。


[37] Chromevideotextarea などいくつかの要素の実装に影木を使っており、開発者ツールの設定で、 要素木の表示に利用者エージェント影木を含めることができます。

[38] 利用者エージェント影木は、 #shadow-root (user-agent) と表示されます。

[39] 利用者エージェント影木modeclosed となっています。

[40] 影木は通常の HTML要素で構成されます。疑似要素の名前は pseudo 属性で記述されています。

要素の影根

[22] 要素は、影根 (shadow root) を持ちます。 影根は、影根または null です。初期値は null です。 >>21 attachShadow により影根が設定されることがあります。

[24] Element インターフェイスshadowRoot IDL属性取得器は、 次のようにしなければなりません >>23

  1. [30] 文脈オブジェクト影根null なら、
    1. [31] null を返します。
  2. [25] それ以外で、文脈オブジェクト影根モードclosed なら、
    1. [27] null を返します。
  3. [28] それ以外なら、
    1. [29] 文脈オブジェクト影根を返します。

関連

[34] イベント経路も参照。

歴史

[1] and should throw when passed a ShadowRoot to fix #46 · whatwg/dom@9d20dc5 ( 版) https://github.com/whatwg/dom/commit/9d20dc53fa5b47406c1cdfccaf3e1058be0042c1

[2] Make cloneNode() throw for ShadowRoot objects · whatwg/dom@02ec9c7 ( 版) https://github.com/whatwg/dom/commit/02ec9c7e52cb5a09d4cf7d14a583c635ea6dc38d

[3] Shadow: add shadow root · whatwg/dom@b2ee400 ( 版) https://github.com/whatwg/dom/commit/b2ee400a6542dc76d41bed5d2edb8c85ba241bfc

[4] Shadow: define .attachShadow() and .shadowRoot · whatwg/dom@1699495 ( 版) https://github.com/whatwg/dom/commit/169949553da85cfee6b03df361ed3e8142ddc54e

[5] Shadow: add DocumentOrShadowRoot mixin · whatwg/dom@4183385 ( 版) https://github.com/whatwg/dom/commit/418338575c7f79a18d20ebcc88c19834366379cf

[6] Editorial: be clearer on host, define light tree · whatwg/dom@ce7df0b ( 版) https://github.com/whatwg/dom/commit/ce7df0bfe425b4502bb40e66806dd76f14fcf68b

[7] Shadow: add ShadowRoot's mode attribute · whatwg/dom@810cce8 ( 版) https://github.com/whatwg/dom/commit/810cce8d16261a137f4137745b5dec05a3d75572

[33] Shadow: define event retargeting for shadow trees (annevk著, ) https://github.com/whatwg/dom/commit/ed94c9f2f1850b2e6a9b357c6870186859da4c2d

[35] Rename scoped to composed and invert its meaning (annevk著, ) https://github.com/whatwg/dom/commit/6e1b0386644301859c697ee2e868313963d2a602

[36] Editorial: stop enumerating ShadowRoot alongside DocumentFragment (annevk著, ) https://github.com/whatwg/dom/commit/443023ad7e5a04d050e21a206aff1b5bd66ddc07

[41] Deprecations and removals in Chrome 64  |  Web  |  Google Developers () https://developers.google.com/web/updates/2017/12/chrome-64-deprecations

[42] Editorial: ShadowRoot is sufficiently upstreamed (annevk著, ) https://github.com/whatwg/dom/commit/5be84cc52d072197cae81131badd10751f9e1d51