[2] アーカイブ文書は、 アーカイブされたフィードの一部であって、購読文書より前のエントリーを含むフィード文書です。
[3] 特定の URL で出版されたアーカイブ文書に含まれるエントリーの集合は、 時を経て変化するべきではありません。同様に特定のアーカイブ文書の URL は時を経て変化するべきではありません。 >>1
[19] アーカイブ文書は安定していて実質的に変更されないとクライアントは仮定して構わないことになっており、 従ってアーカイブ文書に含まれるエントリーが変更されても、クライアントはそれを再取得しないかもしれません。 ですからアーカイブ文書に加えて (またはその代わりに) 購読文書に変更されたエントリーを含めることを検討するべきです >>1。
[20] アーカイブ文書は、そのすべてを公開し続けることが要求されているわけではありません >>1。 一定の配信期間を経過したら削除するような場合でも、過去のアーカイブ文書にアクセスできなくなりますが、 理論上は論理フィードの全体を提供しているとみなすようです。
[4] アーカイブ文書ではリンク関係型として prev-archive
,
next-archive
, current
が使われます。
[5] prev-archive
は、直前のアーカイブ文書の URL を表します >>1。
このリンク関係型は購読文書でも使われます。アーカイブ文書は、それ以上前のアーカイブが無い場合を除き、
prev-archive
リンクを含まなければなりません
>>1。
[6] next-archive
は、直後のアーカイブ文書の URL を表します >>1。
アーカイブ文書は、それ以降のアーカイブが無い場合を除き、
next-archive
リンクを含むべきです >>1。
[7] current
は、dereference すると論理フィード中の最新のエントリーを含んだフィード文書が得られる
URL を表します >>1。
アーカイブ文書は購読文書を参照する current
リンクを含むべきです >>1。
[11] 購読文書はアーカイブ文書でありません。定義上、アーカイブ文書が購読文書となることは不可能とは断言できませんが、 一般的ではなさそうです。
fh:archive
要素 (Atom)[10] fh:archive
要素はフィードがアーカイブ文書であることを表します。
[9] アーカイブ文書は頭部に fh:archive
要素を含めるべきです
>>1。
[14] すなわち、 Atom 1.0 の atom:feed
要素の
atom:entry
要素より前の部分や RSS 2.0 の
channel
要素の item
要素より前の部分で使うことができるようです。
[15] 明確には定義されていませんが、それ以外、例えば atom:entry
や
atom:source
の中では使えなそうです。
[16] fh:archive
要素はなぜか必須ではないようなので、
アーカイブ文書であるかどうかを確実に判別する方法はありません。
prev-archive
や next-archive
は参照先がアーカイブ文書とされているので、そこから推定することはできそうです。
[21] アーカイブ文書の3つのリンク関係型は Atom のリンク関係型の登録簿に >>1
で登録されています。このうち current
は、 >>1 で定義を更新する形になっています。
[18] アーカイブ文書の3つのリンク関係型は Web Linking の登録簿に >>17 で登録されています。なおこの登録簿は Atom の登録簿を置き換えるものです。
current
の定義が購読文書ではなく >>7 のような説明になっているのかは謎です。