ISO 646の版

ISO/IEC 646 の版 (文字コード)

[6] ISO/IEC 646の版 (version of ISO/IEC 646) は、 ISO/IEC 646 の規定に従って 作られた国別あるいは適用業務別の符号化文字集合のこと。

ISO/IEC 646 では特に国際基準版 (IRV: International Reference Version) を規定しています。

仕様書

呼称

[11] ISO/IEC 646IDTECMA-6 は、 version of ECMA-6 と呼んでいました。

符号化文字集合

[1] ISO/IEC 646 の ANSI 版 (ということになったの) が ASCII です。 JIS 版が JIS X 0201ラテン文字用図形文字集合です。他にも、 特に欧州では星の数ほど ISO/IEC 646 の版が作られました。

[2] また、 ISO/IEC 646 の版ではなくても、 ISO/IEC 646 になるべく似せた符号化文字集合もまた数多く作られました。 (例えばギリシャ文字の7ビット文字集合なんかは、到底 646 の版にはできませんから。)

[3] >>1 の乱立に嫌気が差して、欧州では ISO/IEC 8859 に向かって突き進んでいくことになります。

[5] 厳密には ISO/IEC 646 の規定に適合するものだけを指すはずですが、 実際には ISO/IEC 646 の規定に適合しない符号位置を入れ替えた符号化文字集合も存在し、 広義にはそれをも ISO/IEC 646の版ということがあります。

[10] SJ 939 GB 1988 CNS 5205 BS 4730:1993

電子メールにおける ISO/IEC 646 の版

[4] US-ASCII 以外の ISO/IEC 646の版は、インターネットメールで使うことは非推奨 (discouraged) です >>7

[8] RFC 2046charset 名の規定がないのは意図的です >>7

[9] しかし RFC 1345 を出典に IANA charset 登録簿には登録されているわけですが...

[14] これがインターネットメールシフトJISを使うべきでないと主張される根拠に挙げられることがあったようです。 (どう見ても後付けの理屈。)

ISO 4873

[12] 古い ISO 4873 には ISO/IEC 646の版相当の規定がありました。

[13] 現行版は IRV に限定しています。

メモ