Content-Script-Type:欄

Content-Script-Type: ヘッダー (HTTP)

[1] Content-Script-Type: は、 文書の既定のスクリプト言語を指定するものとして提案されていました。

[44] 00年代には一部で実装され、使われていましたが、ほとんど意味がなく、 現在では使われていません。

代替

[48] 古い HTML文書では <meta http-equiv> により Content-Script-Type が指定されているかもしれませんが、 今となっては全く意味がありませんから、削除して構いません。 スクリプトのMIME型

構文

[27] この欄の本体には、 %ContentType を指定します HTML 4 18.2.2.1

[26] この欄は、 HTTP の頭欄としても、 HTMLmeta 要素としても指定できます。また、どちらの方法でも、複数指定できます。 しかし、実際に有効なのは一番最後のものだけであり、 2通りの方法で指定されている時は、 meta 要素の方が優先されます。 HTML 4 18.2.2.1

HTTP の規定によれば、同じ名前の頭欄を複数指定できるのは、 欄本体が値を読点で分離した並びとして定義されている場合だけです。 ですから、 HTML 4 仕様書には明記されていませんが、 実際には欄本体は %ContentType の読点分離並びとなります。

[28] HTML 文書が内在事象属性を持っているのに Content-Script-Type により既定スクリプト言語が指定されていないのは不正 (incorrect) です。 UA はそれでも適当に解釈を試みて構いませんが、そうする必要はありません。 また、著述工具は既定スクリプト言語情報を生成して文書が不正にならないようにするべきです。 HTML 4 18.2.2.1

歴史

HTML4

[15] Content-Script-Type がはじめて登場したのは 後に HTML 4 の一部となる作業原案の一つ Client-side Scripting and HTML http://www.w3.org/TR/WD-script-960627 でした。これ以前は、 Content-Script-Language という名前でまったく同じ機能を持っていました。

[16] その後の http://www.w3.org/TR/WD-script-960808 までは、 JavaScript が既定値でした。

[17] その次の http://www.w3.org/TR/WD-script-970314 は、 多くの UA は JavaScript を既定値とすると弱くなっています。

[18] その次の http://www.w3.org/TR/WD-html40-970708/interact/scripts.html では、 何らかの指定が必須であるとされています。

[19] 一年経って随分かたくなりました(w

[20] 同じ現象は Content-Style-Type でも同時期に起こってます。 HTML として全体的に、現状への妥協というか、 とにかくなんでもいいから標準の確立を急いだ1996年の HTML 3.2 の世代から、 現状を受け入れつつも次の時代への展望を示す1998年の HTML 4 の時代への過渡期とでもいいましょうか。なんとも興味深いところです。

[9] SVG には、 contentScriptType 属性が svg 要素に存在します。 (Scripting - SVG http://www.w3.org/TR/SVG/script#ContentScriptTypeAttribute)

[10] >>9 古い draft ではこれの次の優先順位で Content-Script-Type: 欄が使われていましたが、削除されました。 (Scripting http://www.w3.org/TR/1999/WD-SVG-19991203/script.html#DefaultScriptingLanguage)

[11] >>10 なお、これの省略時の既定値は text/ecmascript でした。 (既定値の規定も削除されました。)

[46] RFC 4229HTML4 を出典に状態「標準」で IANA登録簿に登録しています >>45

[50] CEA-2014-B

実装

[29] 既定スクリプト言語が決定できない場合、 Mozilla 系は JavaScript とし、 WinIElanguage 属性URI scheme 名 (: を含む。) のような文字列の有無で判定し、それがなければ JScript とするようです。

実際の文書は指定がない (実際には JavaScript である) ことが多かったですが、 最近は meta によって指定するものが増えてきています。

[25] 現時点で、 GeckoWinIE6 もこの頭欄は実装していないようです。 無視して JavaScript として実行しようとします。

(WinIE の場合には language 属性や、属性値のはじめの方の vbs: のような記述が反映されますが。) (名無しさん 2004-03-23 06:28:15 +00:00)

[36] Bug 354630 &#8211; Intrinsic events not following <meta http-equiv="Content-Script-Type" content="application/x-python" /> directive (2007-03-31 23:35:12 +09:00 版) https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=354630 (名無しさん)

不思議解釈

[30] 欄本体が適当な値、たとえば (text/javascript ではなく) javascript でいいと嘘を布教している人がいます。

例:

[34] 更にまだある: IW:Google:"\"meta http-equiv content-script-type content javascript\"" (名無しさん [sage])

[35] >>33 と同じ著者による同じ内容のもの

スタイルシート・スプリクトの言語を示す (2003年7月付け) http://umi.chu.jp/CUTE-DIP/link/meta-4.html

低品質なものはどれだけコピっても低品質ですよwwww (名無しさん [sage])

メモ

[3] 構文についての考察は Content-Style-Type: 欄の説明をご覧下さい。 欄の名前と値の適用対象が違う (スタイルではなくスクリプト) のと、 Content-Script-Type: には既定値がない以外は同じです。 (既定のスクリプト言語については、 script 要素の説明を参照。)

[4] 値については、スクリプトの媒体型をご覧下さい。

[5] なお、 M$ 独自拡張の HTML 仕様においては、殆ど全ての要素に language 属性が存在します。この定義は script 要素の同属性と同じですが、当該要素の属性である on 属性の解釈に影響します。この属性値が継承されるのかは知りません。

[6] on 属性そのものが非推奨なので、この欄もいずれ使われなくなるかもしれません。

[37] DUOGATE デュオゲート - 地図・乗換 (2007-07-04 19:53:31 +09:00 版) http://eznavi.duogate.jp/map/?ctl=8121&box=off

<META HTTP-EQUIV="Content-Script-Type" content="JavaScript">

(名無しさん)

[38] 無料動画:映画、海外ドラマ、アニメほか|パソコンテレビGyaO[ギャオ] (2007-07-04 20:19:06 +09:00 版) http://www.gyao.jp/

<meta http-equiv="Content-script-Type" content="text/javascript; charset=Shift_jis" />
<meta http-equiv="Content-style-Type" content="text/css; charset=Shift_jis" />

(名無しさん)

[39] 無料動画:映画、海外ドラマ、アニメほか|パソコンテレビGyaO[ギャオ] ( 版) http://www.gyao.jp/

<meta http-equiv="Content-script-Type" content="text/javascript; charset=Shift_jis" />
<meta http-equiv="Content-style-Type" content="text/css; charset=Shift_jis" />

[40] Document Structure – SVG Tiny 1.2 ( 版) http://www.w3.org/TR/2008/REC-SVGTiny12-20081222/struct.html#ContentScriptTypeAttribute

[41] Mozilla Labs » Zaphod » Blog Archive » Zaphod 1.0 Released ( ( 版)) http://mozillalabs.com/zaphod/2010/09/16/6/

[42] Web Applications 1.0 r8303 Move the event handler content attribute compiling logic to later in the pipeline, for better consistency with Firefox/Safari (and other browsers, though to a lesser extent). ( ( 版)) http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=8302&to=8303

[43] Web Applications 1.0 r8592 PARSER CHANGE: remove some attributes from the SVG attribute mapping ( ( 版)) http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=8591&to=8592

[49] Note how the SVG currently implemented in browsers is a mix of SVG 1.… · whatwg/html@969c45b ( 版) https://github.com/whatwg/html/commit/969c45b2478d1d2d3be8564ec85dc316a53c8bcf

[47] Do not allow http-equiv values curated via wiki (domenic著, ) https://github.com/whatwg/html/commit/72d084b81fa94915518b9cf279afef87d835e88e