本体

本体 (RFC 822)

[2] RFC 822 およびそこから派生した各種の仕様において、 メッセージ実体本体 (body) とは、 その本来のデータを表す部分を指します。

メッセージ実体頭部本体 (など) から構成されます。

[3] 本体が構成する構造を名前に翳して、「メッセージ本体」や 「実体本体」などと呼ぶこともあります。

電子メイルにおいて

メッセージの種別によっては、内容の一部であって、 発信者が明示的に意思を伝えるもの。 body。

本体は、一つ以上の部分から構成しても良い。 (JISX0032:1999 32.03.04)

MIME において

The term "body", when not further qualified, means the body of an entity, that is, the body of either a message or of a body part.

用語「本体 body」は修飾語句がない時、実体の本体、つまりメッセージ又は本体部分のいずれかの本体を意味します。

NOTE: The previous four definitions are clearly circular. This is unavoidable, since the overall structure of a MIME message is indeed recursive.

参考: ここまでの4つの定義 (メッセージ/message, 実体/entity, 本体部分/body part, 本体/body) は明らかに循環しています。これは MIME メッセージの全体構造が実際再帰的なので不可避なことです。 (以上 RFC 2045 2.6)

呼称

[5] Body本体本文の2つの訳語がありますし、 head(er)foot(er) との一貫性のためになどの訳語もあり得ますが、 SuikaWiki においては JISX0032:1999 に合わせて本体とすることを推奨します。

構文

[6] 現在のインターネットメールでは、本体の構文は MIME型により指定されることとなっています。

[7] メール本文も参照。

この定義を採用している仕様

関連

[4] RFC 822 では、他に頭欄 (header field) においても本体 (欄本体) があります。