[6] 終端バイトとは、 エスケープシーケンスや制御シーケンスのうち、 最後のバイトを指します。
- 終端バイト (Final Byte)
- エスケープシーケンス又は制御シーケンスを終わらせるビット組合せ。 JIS X 0202:1998 4.14
- 終端バイト (final byte)
- エスケープシーケンス又は制御シーケンスを終わらせるビット組合せ。 JIS X 0201:1997 3.3
[8] ビット組合せ [ 3/0, 7/14 ] が終端バイトたり得ます。
[2] エスケープシーケンスや制御シーケンスで使われます。
[13] Mule内部コードは ISO/IEC 2022 の文字集合をベースに設計されていたので、 エスケープシーケンスの終端バイトをそれらの識別に活用していました。
[12] エスケープシーケンスの終端バイトは更に次の2種類に分けることができます。
Ft
:
ビット組合せ 04/00
〜07/14
の終端バイト。SELECT-DRCS
指示子がある場合を除き、
登録用に予約されています。登録用に予約というのは ISO 2375
の手続きにより使用するものだと説明があります
JIS X 0202:1998 13.3.1 が、例外として一部が
ISO/IEC 2022 自体で規定されています
JIS X 0202:1998 13.3.2。SELECT-DRCS
指示子がある場合は私用に使われます。04/00
〜05/15
が符号化制御機能補助集合 (C1 集合) に使用されます。06/00
〜07/14
が登録用に予約されています。標準単独制御機能に使用されます。Fp
:
ビット組合せ 03/00
〜03/15
の終端バイト。JIS X 0202:1998 13.2.1, 13.2.2, 13.3.1
[3] 多くの場面では 03/00
〜 03/15
が私用の終端バイト (Fp
), 07/14
が空集合の終端バイトに割り当てられています。
[15]
登録制の終端バイトのうち、いくつか (登録済みのもの、未登録のものとも含む。)
は様々な歴史的事情により登録されているものと違う形で使われている場合があります。
[16]
登録制度は事実上停止して既に久しく、今後新規登録されたり、更新されたりする見込みはありません。
[17] 従って現在未登録の終端バイトはすべて実質的に私用とみなしても誰も困らないでしょう。