祝日データの更新

祝日データの更新

一般的事項は祝日ロケールの更新

[227] プログラミング言語の標準ライブラリーや OSAPI などの形で休日のデータが提供されることは、残念ながらほとんどありません。 各プログラムで独自に実装する必要があります。

[217] その実装方法は、 (日曜日を除く) すべての休日の一覧表を保持する方法と、 祝日の条件のみを保持し、計算により休日を求める方法に大きく分けられます。


[218] 日本の休日・祝日の場合、法改正による歴史的な変遷が複雑であること、 現在の計算機の性能を考えると祝日の日数は十分少ないことから、 すべての休日の一覧表を保持する方法が良さそうに思われます。

[219] 今後も法改正により新たな祝日の追加や変更が予想されること、 ハッピーマンデー振替休日のような休日の決定規則が何度も改められた前例があることから、 休日の変更に対応できる実装方法とする必要がありますし、 休日の計算方法を記述したプログラムをその度に更新するよりは、 休日の一覧表を更新するだけで済む方が手間が少ないとも思われます。 (実際複雑な規則のプログラム化の誤りで誤判定する実装例が見られます。)

[220] 日本の祝日一覧データファイルは、日本の祝日にあります。

[223] 現在日本である地域の過去も含めた休日を扱いたい時は、 日本本土の祝日データの他に、琉球の祝祭日のデータが必要です。

[226] 将来の休日は、法改正により変化する可能性がありますから、 確実ではありません。通常はその時点での最新の法に基づき将来に延長して考えますが、 そのまま実施されるとは限りません。

[236] 休日祝日データは、それなりの頻度で、最低でも1年に1度は更新する必要があります。 臨時の休日の実施の可能性を考えると、本当はそれよりも高頻度で更新できるべきです。 プログラムの配布方法 (OSプログラミング言語パッケージマネージャーや、 パッケージ管理コミュニティーの運営方針) 次第では、適切な頻度でのデータ更新ができないかもしれません。 その場合には別の更新方法を検討する必要があります。

[237] プログラム休日データが直接埋め込まれていると、 更新時に再コンパイルが必要となって不便かもしれません。

[281] OS が「安定版」のパッケージを滅多に更新しない方針でパッケージ管理していると、 そのパッケージ休日データを含めるのは不適切かもしれません。

注意

[72] 既存の休日データファイルを利用する際は、次の点に注意が必要です。

[81] 定義に基づき独自に計算する際は、次の点に注意が必要です。

トラブル

令和元年の平成の天皇誕生日

メモ

[1] 【2020年問題】時間を刻めないガラケーが出始めたぞ - Togetter () https://togetter.com/li/1449851#c7209715

ガラホだけど、TORQUE X01(2017年発売)は今年も来年も再来年も、つまりずっと12月23日が祝日です… 新しい祝日法には一切対応してくれないから、ユーザーが手動で休日設定を変更するしかない。