永暦 (元号)

元年

[22] 南史等が西暦1646年11月からとしていたとされます (y~1831)。元号の制定と改元の混同と思われます。

[24] 日本正保3(1646, 明隆武2)年10月に大陸から日本長崎に来航した船で、「或説ニ云、隆武二年十月改元永暦、当正保三年丙戌」との情報が伝えられていました (y~1831)。魯監国と永暦帝が混同され、魯監国の元号と誤認されていました。 >>23, >>33

[34] それより後の隆武の文書が日本に届いていたため、不審とされていました。 >>33

[36] 三藩の乱関係で日本に伝わった永暦の例は呉周の元号も参照。

[38] 鄭氏政権から日本 (江戸幕府) 長崎奉行に当てた書状の写し (楷書) >>84

永暦貳拾捌G陸月初一日咨

和訳 (楷書)

永暦貳拾捌G陸月初一日

[16] 中国歴代年号考は、明 (南明) の欄に永曆を挙げて、

【アキなし按】アキなし《アキなし明史》アキなし記王朱由榔󠄂於順治三年十一月改G元永曆(見以上唐󠄃王朱聿𨮁“アキなし紹󠄂武”アキなし條G按語所引)。龍文彬《アキなし明會要》アキなし亦同此説。據《アキなし罪惟録》アキなし、アキなし《アキなし明紀󠄆》アキなし等書所󠄃記,朱由榔󠄂於順治二年由丁魁楚、アキなし瞿式耜󠄃等迎至廣󠄅東肇󠄄慶行監G國禮󠄃,上尊號󠄂,以明年丁亥永曆元年,今從之。

... としていました。 >>14

[19] 後半、順治2年に監国、皇帝に即位してその翌年丁亥に改元したとありますが、丁亥は順治4年に当たります。普通、皇帝即位は順治3年のこととされています。本書も「今之に従う」として永暦の初年を西暦1647年丁亥としています。

[18] また清のその他勢力欄にも別に永曆を挙げて、西暦1647年の元号としていました。出典として清史稿世祖紀順治4年7月丁巳が王光代の反乱の元号として示したのを引いていました。南明の元号を用いたものであると説明していました。 >>17

[13] 中文版維基百科は、

《明史》记载永曆年号起于1646年十一月。《罪惟錄》、《明紀》等则记为1646年上尊号,明年改元。今多从之^[1]。 1647年反清起事者王光代用此年号^[1]。
1. 李崇智. 中国历代年号考. 北京: 中华书局. 2004年12月: 210. ISBN 978-7-101-02512-5.

... と書いています。 >>11

[20] Wikipedia は西暦年に書き換えて引用していますが、順治2年が西暦1646年に置き換わっています。 (ただしWikipediaが引用する中国歴代年号考はここで引用したものより新しい。)

西暦1645年乙酉清順治2年
西暦1646年丙戌清順治3年
西暦1647年丁亥永暦元年清順治4年

[15] 中国歴代年号考は、南明の欄に掲げて西暦1647年から西暦1661年としています。 >>14

[12] 中文版維基百科は、西暦1647年から南明は1662年まで、台湾は1683年までとしています。隆武2年11月18日 (西暦1646年12月24日) に皇帝即位して翌年を永曆元年に改元としています。一覧表に元年から37年まで掲載しています。 >>11

[10] 日本語版ウィキペディアは、「1647年-1662年/1683年」としています。隆武2年11月18日 (西暦1646年12月24日) に皇帝即位して翌年元日をもって永暦元年に改元としています。一覧表に元年から37年まで掲載しています。 >>9

[8] 百度百科は、「1646-1683」としています。西暦1646年11月に监国就任、西暦1646年12月24日 (隆武2年11月18日) に皇帝即位して翌年を永历元年に改元としています。 >>7

[2] 日本語版ウィキペディアの元号一覧は、南明の欄に掲げて「1647年 - 1683年」としています。 >>1

[6] 中文版維基百科の元号一覧は、南明の欄に掲げて「1647年—1683年」とし、台湾で「三十七年」まで使われたとしています。 >>5

[4] 百度百科の元号一覧は、明の欄に掲げて「1623年-1662年」とし (皇帝在位「1646年—1662年」)、台湾で「永历三十七年(1683年)十二月」まで使われたとしています。 >>3 皇帝の生没年から誤ったと思われます。

[14] 中国歴代年号考修訂本 p.210
[17] 中国歴代年号考修訂本 p.226
[11] 永曆 (南明) - 维基百科,自由的百科全书, 2021-05-04T01:26:45.000Z, 2021-05-04T06:03:49.462Z https://zh.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E6%9B%86_(%E5%8D%97%E6%98%8E)
[9] 永暦 (南明) - Wikipedia, 2021-04-30T21:38:49.000Z, 2021-05-04T06:00:40.919Z https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E6%9A%A6_(%E5%8D%97%E6%98%8E)
[7] 永历(明昭宗朱由榔年号)_百度百科, 2021-05-04T05:57:00.400Z https://baike.baidu.com/item/%E6%B0%B8%E5%8E%86/61937
[1] 元号一覧 (中国) - Wikipedia, 2021-05-01T04:48:29.000Z, 2021-05-04T05:51:59.601Z https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E5%8F%B7%E4%B8%80%E8%A6%A7_(%E4%B8%AD%E5%9B%BD)#%E6%98%8E
[5] 中國年號列表 - 維基百科,自由的百科全書, 2021-04-24T20:25:16.000Z, 2021-05-04T05:54:58.833Z https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%B9%B4%E5%8F%B7%E5%88%97%E8%A1%A8#%E6%98%8E%E6%9C%9D
[3] 年号_百度百科, 2021-05-04T05:57:05.900Z https://baike.baidu.com/item/%E5%B9%B4%E5%8F%B7#%E6%98%8E%E6%9C%9D%E5%B8%9D%E7%8E%8B%E5%B9%B4%E5%8F%B7

[37] 永歷帝1673年崩於貴州,並非1662年死於雲南zt - 萬維論壇, 送交者: sign, 2013年07月01日22:52:09, 2022-06-04T03:01:33.000Z, 2022-06-04T03:46:03.675Z https://bbs.creaders.net/history/bbsviewer.php?trd_id=872757&language=big5

《余慶縣誌-人物》記載,南明遺臣錢邦豈隱居在松煙莆村,在古佛山西百裏,南明滅亡後多年,壹直使用永歷紀年;鄒宗孟隱居遵義,呂大器隱居黔中;李之華隱居湄潭;鄭逢元隱居余慶、玉屏……但上述的這些南明重臣多數都是在南明朝廷遷徙到貴州之前隱居到當地的。

[39] 明末清初日本乞師の研究, 石原道博, 1945, 2023-03-13T10:18:48.000Z, 2023-03-21T06:17:40.878Z https://dl.ndl.go.jp/pid/1917970/1/120 (要登録)

1年ずれ

終了

[30] 日本語版ウィキペディアは、永暦帝が処刑された永暦16年4月15日 (グレゴリオ暦1662年6月1日)を大陸の最終日、鄭氏政権が清に降伏した永暦37(1683)年を台湾の最終日としました。 >>9

[31] 中文版維基百科は、永暦帝が処刑された永暦16年4月15日 (グレゴリオ暦1662年6月1日)を大陸の最終日、鄭氏政権が清に降伏した永暦37年12月 (グレゴリオ暦1683年) を台湾の最終日としました。 >>11

明永暦紀年

亡国紀年

21世紀の大明国

大明国

メモ

[25] 永暦帝 - Wikipedia (2021-07-05T07:39:45.000Z, 2021-07-05T08:25:54.607Z) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E6%9A%A6%E5%B8%9D

彼の死後も、朝鮮では、清を認めず、彼の年号である「永暦」を紀年にしたが、19世紀にも両班家や公文書に霊力年号を使用して「永暦200年」などと表記した。

[26] 南明 - Wikipedia (2021-07-04T16:18:09.000Z, 2021-07-05T08:26:29.496Z) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%98%8E#%E5%A4%89%E9%81%B7

なお、永暦帝の死後も、朝鮮では、清を認めず、彼の年号である「霊力」を紀年にした。

[27] 영력제 - 위키백과, 우리 모두의 백과사전 (2021-06-30T09:41:27.000Z, 2021-07-05T08:27:46.298Z) https://ko.wikipedia.org/wiki/%EC%98%81%EB%A0%A5%EC%A0%9C

그의 사후에도 조선에서는 청나라를 인정하지 않고 그의 연호인 '영력'을 기년으로 하였는데, 19세기에도 양반가나 공문에 영력 연호를 사용하여 ‘영력200년’ 등으로 표기하기도 했다.^[1]]

[28] 영력제 - 위키백과, 우리 모두의 백과사전 (2021-06-30T09:41:27.000Z, 2021-07-05T08:28:08.497Z) https://ko.wikipedia.org/wiki/%EC%98%81%EB%A0%A5%EC%A0%9C

1. 조선의 각종 공문에서도 영력 기원, 혹은 전임자인 숭정제의 연호를 따서 숭정 기원으로 하는 등 혼란이 있었다. 이 때문에 조선과 청나라간 외교적 마찰을 빚기도 했다.

[29] 「영력」を機械翻訳すると「霊力」になるらしい。

[32] 20210730150746_d79aac075930c83c2f1e369a511148fe.pdf, 2021-07-30T06:07:52.000Z, 2021-07-30T07:31:05.234Z https://spc.jst.go.jp/cad/literatures/download/980#page=3

「永暦乙未年孟秋月吉旦火器営都督??建」

[35] Southern Ming calendars | SERICA, 2022-06-01T11:22:50.000Z https://serica.blog/2012/01/02/southern-ming-calendars/