月遅れの七夕

七夕

[1] 七夕 (たなばた) は、7月7日です。

グレゴリオ暦7月7日

[2] 明治改暦以後、都市を中心に日本全国七夕が行われています。

[10] 「新暦七夕」なるものは存在しない | text.Baldanders[.]info, Spiegel, , https://text.baldanders.info/remark/2019/06/traditional-tanabata/

この記事を見て「新暦七夕」なる単語が気になった。 きっと「伝統的七夕」の対義語として考えた造語だろうが「なんだかなぁ」というセンスである。

いわゆる「五節句(人日 (じんじつ) ,上巳 (じょうし) ,端午 (たんご) ,七夕 (しちせき) ,重陽 (ちょうよう) )」は江戸幕府によって定められたそうだが「明治の改暦」で廃止された。 なので現行暦には七夕を含む五節句は,公式には,存在しない

[11] さすがに >>10 の主張は無理でしょう。このレベルの規範主義を採用すると、 日本語のほとんどの単語は「造語」であり「公式には存在しない」ことになってしまいます。

[13] なお、「新暦七夕」という表現は昭和時代初期には既に見られるもの >>12 で、 「伝統的七夕」よりも遥かに古い表現です。

グレゴリオ暦8月7日

[3] 明治改暦以後、日本全国の多くの地域で七夕が行われています。

[4] いわゆる中暦 (月遅れ) の七夕です。

[5] しばしば旧暦七夕といわれますが、誤りです。

旧暦7月7日

[6] 長らく行われてきた本来の七夕です。旧暦の7月7日です。グレゴリオ暦での日付によって変わります。

[7] 現在でも日本全国の一部の地域で七夕が行われています。

伝統的七夕

[8] 日本国立天文台が発表している七夕の一種です。 日本政府旧暦を廃止した建前のため、 旧暦の7月7日に当たる日を旧暦と同等の方法で、しかし旧暦を使って決めたとは言わずに、 算出しています。

農暦七夕

[9] 中華人民共和国中華民国農暦の七月七日は、日本の旧暦の7月7日と一致することが多いですが、 計算方法が違うために、ずれることもあります。

メモ