DELETE
DEL
抹消
JIS X 0201:1997 4.307/15
JIS X 0202:1998, JIS X 0201:1997
DEL
は、本来、 紙テープ上の誤り又は不要な文字を消去又は削除するのに用いられた。DEL
は、媒体又は時間の埋め草 (fill) に用いてもよい。DEL
は、 情報に影響を与えずにCCデータ要素に挿入したり、 CCデータ要素から除去したりしてよいが、このような動作は、 情報の配置及び/又は機器の制御に影響することがある。 JIS X 0202:1998 6.2.1
5.4 文字 DELETE (抹消) 文字
DELETE
(抹消
) は、略号をDEL
とし、ビット組合せ7/15
で表現する。
DELETE
は、 本来、せん孔テープ上の誤った文字の消去、 不要な文字の消去などに使っていた。DELETE
は、 CCデータ要素の情報内容に影響を与えることなく、 挿入したり、削除したりできる。 JIS X 0201:1997 5.4
[10] DEL は元々穿孔テープで誤った文字を消去するのに使われていました。 符号位置 0x7F は7ビットでは全てのビットが立った状態です。 パンチ・カードで誤った孔をあけてしまったような場合に、 全ての孔を空けてなかったことにしたんです。
[2] DEL は情報内容に変更を加えることなくCCデータ要素に挿入あるいは消去可能です。 但しこの扱いでは、情報の書式及び/又は機器の制御に 影響の出る場合があります。 (JISX0211-1994 F.8.1 参照)
[3] DEL は過去に制御機能として使われていましたが、現在では 使われません。 (JISX0211-1994 8.3.32 JIS参考 参照。) 厳密な意味で制御機能ではないので、 ISO/IEC 6429 からは削除されました。 (JISX0211-1994 F.8.1 参照。)
規格 | 文字の名前 | 略号 | 日本語通用名称 |
---|---|---|---|
ISO/IEC 2022:1994 | DELETE | DEL | |
JIS X 0211-1994 | DELETE | DEL | 抹消 |
JIS X 0201:1997 | DELETE | DEL | 抹消 |
JIS X 0208:1997 | DELETE | DEL | 抹消 |
JIS X 0202:1998 | DELETE | DEL | 削除 |
JIS X 0213:2000 | DELETE | DEL | 抹消 |
[8] >>5 後段の話があるので、
実際上はしてもよい
というよりしてもよいということにしてもよい
ですな。
紙テープなんて遥か昔の話なのですから、
今時してもよい
などと悠長なことを言っていては実際の情報交換についていけないと思われ。
[9]
固定符号化文字:
ISO/IEC 2022 環境下では、 DELETE
は固定符号化文字であり、常に 07/15
で符号化されます。 JIS X 0202:1998 6.2.1
[21]
ISO/IEC 2022 環境で使う符号化図形文字集合にあっては、
DELETE
を含んではなりません。
>>20
[6] ISIRI 2900 や ISIRI 3342 では 0x7F と 0xFF にあります。
[14] n410.pdf, , http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg3/docs/n410.pdf#page=2
[15] >>14 たしかに ISO/IEC 8859 には SPACE
があるのに DELETE
がないな...
[16]
GB 12050-89
の8ビット符号にも DELETE
なし。