完全フィード

完全フィード

[3] 完全フィード (complete feed) は、論理フィードのすべてのエントリーを含むフィード文書です。 >>1

仕様書

用法

[2] 完全フィードエントリーをすべて完全に一つの文書に含めたもので、 既読のエントリーを「覚える」ことができないときに有用です。 >>1

[4] 実際にはフィード文書の一部でないエントリーは、完全フィードには含めるべきではありません >>1

[5] 例えば、随時変わるランキングを表すフィードは新旧エントリーを同時に表示するべきではありませんから、 このフィード完全フィードと示すことによって、更新時に古いエントリーを破棄することができます。 >>1

fh:complete 要素 (Atom)

[6] fh:complete 要素は、フィード頭部にあるとき、 そのフィード文書論理フィードエントリー群の完全な表現であることを表します。 >>1

[7] 完全フィードである、ということを示すもののようですが、なぜか定義上「完全フィード」 という言葉を使っていません。

文脈

[11] フィード文書頭部にあるときの意味(だけ)が定義されていますが、 どの場所でこの要素が認められるのかは明確にはされていません。

[12] Atom 関連仕様ではよくあることです。

[13] 実際には、 Atom 1.0atom:feed 要素atom:entry 要素より前の部分や、 RSS 2.0item 要素より前の部分に1回だけ使えると解釈するのが適切そうです。

[15] アーカイブ文書かつ完全フィードであるようなフィードの意味は定義しないとされています >>1 が、否定はされていません。従って fh:archive 要素と併用することも禁止はされていません。

属性

[14] 属性は特にないようです。

内容

[8] 内容は定義されていません >>1

[9] 実際には空要素として使われるようです。

[10] Atom 関連仕様ではなぜか空要素のことを「内容を定義しない」と曖昧にしています。

メモ

[16] あるフィード文書完全フィードであるかどうか判別する方法は定義されていません。 fh:complete があると完全フィードですが、その逆は要求されていなそうです。