[1] 適合SGMLシステムの文書に含まれる機構、 容量集合、具象構文、文字集合、 システム文字集合、解釈可能なデータ内容記法及び実行可能な検定サービスを特定する宣言。 System declaration (JISX4151‐1992 3. (107))
[2] 詳しい規定は 14.5 にあります。
構文を擬似的に表現すると :
mdo
SYSTEM -- システム宣言 (200) -- "最小表記" -- "ISO 8879-1986" -- 文書文字集合 -- システムの文書文字集合 : 全ての具象構文の全ての重要なSGML文字 の単一のビット組合せの符号化表現を含んだもの -- 容量集合 -- システムの容量値 -- 機構使用 -- システムが提供する機構 -- 具象構文範囲 -- システムで二つの具象構文が使えるか -- -- 提供具象構文 (201) -- 1*( 具象構文 [ -- 具象構文変更点 (202) -- CHANGES ( SWITCHES / DELIMLEN 数 -- 一般区切子最大長 -- SEQUENCE (YES / NO) -- B 列 -- SRCNT 数 -- 短縮参照区切子最大長 -- SRLEN 数 -- 新規短縮参照区切子最大長 -- ) ] ) -- 規格参照具象構文又は中核具象構文を含むこと -- -- (以降、 SGML 宣言にはない) -- -- 検定能力 (203) -- VALIDATE GENERAL (YES / NO) -- マーク誤り -- MODEL (YES / NO) -- 曖昧な内容モデル -- EXCLUDE (YES / NO) -- 必須性を変更する除外要素 -- CAPACITY (YES / NO) -- 容量超過 -- NONSGML (YES / NO) -- 非 SGML 文字 -- SGML (YES / NO) -- SGML 宣言中の誤り -- FORMAL (YES / NO) -- 公式公開識別子の誤り -- -- SDIF 支援 -- -- (ISO 8879/Amd.1 で追加) -- -- SDIF 能力 (204) -- SDIF PACK (YES [ASN1] / NO) -- 実体→ SDIF データ流 -- UNPACK (YES [ASN1] / NO) -- SDIF データ流→実体 -- -- ↑ ASN.1 (JISX5604) による能力 -- -- 処理できるシステムデータの形式や そのデータ内容記法を注釈としておくのが望ましい -- -- AFDR 支援 -- -- (体系システム宣言の場合) -- AFDR VALIDATE (YES / NO) CONSTRUCT (YES / NO)mdc
最小表記の最小データ | 適合する規格 |
ISO 8879-1986 | 規格本体 |
ISO 8879:1986 (ENR) | 規格本体 + 附属書 J (ENR) |
素の SGML では (少なくても JIS X 4151‐1992
では) 規格本体中での最小データの規定は
ISO 8879-1986
になっています。
SGML 宣言の場合やシステム宣言でも後の ENR
では ISO 8879:1986
になっているのにです。
[6] WebSGML ではシステム宣言自体まるっきり無視されてます。 Web SGML では SGML 宣言自体の構文にも修正が加わってるので、何らかの言及がないとシステム宣言の立場が全くありません。。。
まあシステム宣言なんて役に立つのかかなり謎だしもう気にしないという暗の切捨て宣言でしょうな。
[5] SGML宣言 (>>7)
も参照。