仕様書

意味

[6] 意味は Dublin Core Metadata Element Set (1999年7月2日版) によります >>1。

構文

[2] 名前空間URL は http://purl.org/dc/elements/1.1/ >>1 (一般的な名前空間接頭辞は dc) です。

文脈

[4] この要素は RSS 1.0 の channel, item, image, item 各要素で使えます。 >>1

[5] この要素は必須ではありません。個数の上限があるのかは不明です。

内容

[3] この要素の内容は PCDATA で、 W3C-DTF 形式です >>1。

[7] 将来的には RDF 的な構造を記述できるように検討されていました >>1。

[19] DC を ISO 化した ISO 5836:2003 の翻訳JIS (IDT) である JIS X 0836:2005 は、 Date について、 原規格と同じく構文を具体的には定義していませんが、 「日付要素の記 述は, JIS X 0301 のプロファイルで定義された形式 (その中には YYYY-MM-DD の形式も 含まれている。) で符号化することを推奨する。」 としていました。

[20] ISO 5836 は当然 ISO 8601 を参照していたと思われます。 JIS X 0201 は ISO 8601 の翻訳JIS ですが、 元号に関する規定が追加されています。 つまり ISO 5836 と JIS X 0836 の「推奨」 は厳密には違いがあります。

[23] DCMI の方の定義も少しずつ変わっていて、本項執筆時点では次のようにあります。 >>22

Date may be used to express temporal information at any level of granularity. Recommended practice is to express the date, date/time, or period of time according to ISO 8601-1 [ISO 8601-1] or a published profile of the ISO standard, such as the W3C Note on Date and Time Formats [W3CDTF] or the Extended Date/Time Format Specification [EDTF]. If the full date is unknown, month and year (YYYY-MM) or just year (YYYY) may be used. Date ranges may be specified using ISO 8601 period of time specification in which start and end dates are separated by a '/' (slash) character. Either the start or end date may be missing.

[24] しかし RSS 側の定義は変わっていないので、必ずしもこの 「Recommended practice」 が実行できるわけではありません。

歴史

[25] Dublin Core はいくつかの仕様書(案)でそれぞれ同じような違うような日時形式を定めていました。

• [34] RFC 2413 - Dublin Core Metadata for Resource Discovery, 2021-01-17T15:01:49.000Z, 2021-01-19T11:27:22.044Z https://tools.ietf.org/html/rfc2413#section-4.7

[35] RFC 2413 は、 Date と Coverage で W3C-DTF が使えるとしていました。 >>34

[26] Coverage Element 仕様案では、

• [30] テキスト
  • [27] 何らかの機関が定めた時代名
  • [28] 自由な文章による時期の記述
• [29] 数値
  • [31] ISO 8601。W3C-DTF がある。
    • [32] (W3C-DTF がありますよ、と参照しているだけで、それを使うとは書いていない。意図不明。)
  • [33] ANSI X3.30-1985, ANSI X3.43-1986

... と4通りを定めていました。 Coverage Element

[36] RFC 5013 (RFC 2413 を廃止) は、 Date では W3C-DTF を推奨していました。 Coverage では時代名、 日付、 日付の範囲などが書けるとしていました。 (W3C-DTF を推奨するとは言っていませんでした。)

• [39] DCMI: Domains and Ranges for DCMI Properties, 2021-01-18T09:36:38.000Z, 2021-01-20T08:34:53.631Z https://www.dublincore.org/specifications/dublin-core/domain-range/#PeriodOfTime

[40] http://purl.org/dc/terms/PeriodOfTime は、 名前付き (named) の、または開始と終了の日付によって指定された、 時間間隔を表す rdfs:Class です。 >>39

[44] DCMI: DCMI Metadata Terms, 2021-01-11T08:57:10.000Z, 2021-01-13T09:19:51.709Z https://www.dublincore.org/specifications/dublin-core/dcmi-terms/#http%3A%2F%2Fpurl.org%2Fdc%2Fterms%2FPeriodOfTime

• [37] DCMI: Date Element Working Draft, 2021-01-18T09:36:38.000Z, 2021-01-19T11:43:47.469Z https://www.dublincore.org/specifications/dublin-core/date-element/

[38] Date Ranges として提案されていたのは、次のような時刻範囲形式でした。 >>37

• ISO 8601の時間間隔形式であり、
• 開始日時や終了日時は W3C-DTF であり、
• 開始・終了の一方を省略してもよい

[41] http://purl.org/dc/terms/SizeOrDuration

[42] DCMI: Domains and Ranges for DCMI Properties, 2021-01-18T09:36:38.000Z, 2021-01-20T08:39:13.087Z https://www.dublincore.org/specifications/dublin-core/domain-range/#date

[43] DCMI: Domains and Ranges for DCMI Properties, 2021-01-18T09:36:38.000Z, 2021-01-20T08:40:14.484Z https://www.dublincore.org/specifications/dublin-core/domain-range/#dctermsdate

[21] Drop reference to W3C Note on Date and Time Formats in `dct:date` comment? · Issue #81 · dcmi/usage · GitHub, 2021-01-13T09:10:27.000Z https://github.com/dcmi/usage/issues/81

[9] dc/dcterms: date · Issue #86 · dcmi/usage · GitHub, 2021-01-19T11:49:41.000Z https://github.com/dcmi/usage/issues/86

[45] DCMI: DCMI Metadata Terms, 2021-01-11T08:57:10.000Z, 2021-01-13T09:18:11.194Z https://www.dublincore.org/specifications/dublin-core/dcmi-terms/#http%3A%2F%2Fpurl.org%2Fdc%2Fterms%2FPeriod

[46] DCMI: Domains and Ranges for DCMI Properties, 2021-01-18T09:36:38.000Z, 2021-01-20T08:47:06.041Z https://www.dublincore.org/specifications/dublin-core/domain-range/#temporal

メモ