中央本部

[35] 創設後8年間、 本部はスリランカのコロンボに置かれました。 >>34 (昭和29年-31年時点でセイロンに本部がありました >>47 PDF 2ページ, >>49。)

[20] 第4回会議 (15 - 21 November B.E. 2499 (1956)、ネパール) で、 本部 (WFB Headquarters) を各国持ち回りとすることが決議されました。 次の2年間をセイロン、 次の2年間をビルマ、 次の2年間は次回総会で決定することと決議されました。 >>19 仏暦

[21] 第5回会議 (24 - 30 November B.E. 2501 (1958)、タイ) の決議一覧には、 決議とはなっていないものの、 5th Plenary Session (28th November 2501 (1958) 開催) の議事録によると the years 1961-1962 の間は世界仏教徒連盟本部をタイに設置することが合意された、 とありました >>7。

[27] 予定通りなら西暦1960年にビルマからタイに移転するはずでしたが、 実際には西暦1963年までビルマのままでした。 >>26 西暦1958年から西暦1963年まで、 ビルマのラングーンに置かれました >>34。

[6] 2016-10-07 01:23:14 +09:00 http://www.jbf.ne.jp/pdf/zenbutsu/92.pdf#page=3

西暦1963年末で会長と事務局員は任期が切れる予定だった → ビルマ情勢悪化により任期切れを待たずに本部がビルマのラングーンからタイのバンコクに移転 → 昭和39(1964)年1月、中華人民共和国地域センターが抗議 → 3月、タイの本部が反論

[24] 西暦1969年、 本部をタイに恒久設置することが決議されました。 >>23

世界仏教徒会議

[5] 世界仏教徒会議は、 世界仏教徒連盟の最高議決機関 (総会 (General Conference) ) です >>2。 昭和25(1950)年5月、 第1回会議がスリランカで開催され、 世界仏教徒連盟が設立されました。 以後数年に1回、現在は2年に1回 >>2 世界各国で開催されています。

[207] 各回の内容は世界仏教徒連盟の Webサイトに掲載されています。 >>4 初回以来の議事や決議を確認できます。

[17] 初期のものは、 「Resolutions」 と 「Record of Proceedings」 が掲載されています。 前者は会議の決議の一覧、 後者は会議の概要の説明で、 いずれも紙をスキャンした PDF です。 ある時点でまとめ直されたものをスキャンしたとみられ、 一字一句元のままかは不明です。 後者は書きぶりから、 何年か後に振り返ってまとめられた文章とみられます。 当時の記録に基づいているのかもしれませんが、その程度は不明です。 両者は背景色 (紙の日焼け具合) の違いなどから、 別の書類のように思われますが、不明です。 後者の第1回会議分に 「and until 2533 (1990), it is yet to be resolved」 とあって、その頃の編纂とわかります >>25。

日付表記については仏暦

[18] 決議には、それぞれ 「RES. 130/10/GC 8/2509 (1966)」 のような番号が付されています。 順に、初回からの連番決議番号、当回の決議番号、 回次、仏暦α型、西暦を表しています。 こうした整理された体系が初回から一貫しているとは考えにくいことや、 初期決議文中の仏暦や参照方法の不整合 仏暦 から、 ある時点で遡って整理して付与された番号とみられます。 この番号は、 第19回会議 (22 – 29 November B.E. 2537 (1994)、タイ) 以後何故か使われなくなりました。

[31] 第5回会議 (24 - 30 November B.E. 2501 (1958)、タイ) の決議録 >>354 には、 他の回にはない 「N.B.」 として、決議になっていない決定が掲載されました (>>21)。

[30] 第12回会議 (1 – 6 October B.E. 2521 (1978)、日本) の決議録 >>29 には他の回にはない 「NOTE」 があって、 「this book」 には通常 General Conferences の「Resolutions」 のみを収録したところ、 この回ではその他に各種 Standing Committees の報告書中に 「Appelas」や「Requests」 も事務局の判断で掲載した、とあります。

[32] 一応体裁として決議とそれ以外は区別して掲載されてはいます。 何を総会の決議事項とし、何を下部の委員会の決定で十分とするかにつき、 制度が整備されていなかったことがうかがえます。

[33] 第1回から第12回の決議録は印刷上の体裁が統一されていますが、 第13回以後毎回少しずつ違いがみられます。 これ以後はより当時に近いものの可能性がありますが、なお慎重な検証が必要です。

[37] 第16回会議 (19 - 26 November B.E. 2531 (1988)、米国) の決議録には、 手書きで決議番号の修正が入れられていました。 >>36 いつ誰による修正であるかは不明です。

[38] 第17回会議 (21 - 29 October B.E. 2533 (1990)、大韓民国) と第18回会議 (27 October – 3 November B.E. 2535 (1992)、台湾) は、 スキャンされた紙ではない、 テキストデータの PDF の決議録となっています。 いつ誰によって作成されたものかは不明です。 ともに同書式で、同時に作成された可能性が高そうです。 これ以後またスキャンされた画像に戻っています。

[39] 第19回会議 (22 – 29 November B.E. 2537 (1994)、タイ) から形式が変わったのか、 決議は2項しかなく、従来の決議番号は使われなくなっていました >>397。

[41] 第23回会議 (19 - 23 April B.E. 2549 (2006)、台湾) では決議がなかったのか、 決議録が掲載されていません。

[42] 第27回会議 (14 - 19 October B.E. 2557 (2014)、中華人民共和国) の決議録は電子データとなっています >>43。 以前のものと体裁が異なり、 当時のデータの可能性が高そうです。

[40] 第21回会議 (5 - 9 December B.E. 2543 (2000)、タイ) 以後、 議事概要記録はスキャンされた画像でなく、 電子データとなっています。 >>404

[46] 第28回 (26 - 30 September B.E. 2559 (2016)、大韓民国)、 第29回 (5 - 9 November B.E. 2561 (2018)、日本) は宣言のみで決議録や議事概要記録がありません。 決議があったのかは不明です。

[22] 細かな議事進行や発言内容まではわかりません。 >>21 の記述から、Webサイトで公開されていない詳細な議事録が他に存在することがわかります。

[28] 第13回以後は「Declaration」も掲載されています。 これもスキャンされたもので、 原宣言と一字一句そのままかは定かでありません。 第12回以前はそもそも存在しなかったものとみられますが、確証はありません。

[45] 第27回会議 (14 - 19 October B.E. 2557 (2014)、中華人民共和国) 以後の宣言は電子データとなっています >>44。

[16] 他に、 全日本仏教会の機関紙 >>15 に参加報告と決議の要約が掲載されていることがあり 例えば >>47、 内容の検証に使えます。 決議文自体が転載されてはいないのですが、 検討した委員会や日本からの提案のような本家サイトにない情報も得られることがあります。

[48] 全日本仏教会は、 「第二回世界仏教徒会議紀要 (二五〇円) 仝英文 (二〇〇円)」 を発行していました >>47。 より詳しい内容がこちらに収録されていたとみられます。

WFB国際会議

[13] WFB国際会議の第1回は 2007-10-11、 大韓民国のコモドアーホテル慶州・朝鮮で開催されました。 >>14 これは翌年東京で開催された世界仏教徒会議の事前イベント的性質を持つものでした >>343。