[13] W3C信者やストリクター、HTML原理主義者といった言葉は、 00年代前半 (平成時代中期) に日本で HTML や CSS を好んでいた一部の人達を指して使われていました。
[14] ストリクターなどはそうした人達の自称として使われていましたが、 その他の語は蔑視的なニュアンスが含まれていました。
[15] 厳密に言えば、上記の各呼称の指す範囲や、それらに深く関係していたカスイケやCSSコミュニティの人々の範囲は、 少しずつ違っていました。しかし、 HTML や CSS や JavaScript を深く理解し正しく利用しようという意識を強く持つ日本の人々という大きな意味では共通していました。
[17] そうした人々は、 2ch や Web日記・ブログを通じて緩やかなコミュニティーを形成しつつ、 Web 技術の研究と啓蒙に励んでいました。 もちろん中には技術の研鑽や普及のために真面目に活動していた人もいましたが、 W3C や ISO の権威を振りかざして高圧的な主張を繰り返す人も目立っていました。 そのため不思議マーク付けやテーブルレイアウトのような旧時代の技術の信奉者との実のない争いが恒常的に繰り広げられていました。
[32] 「ストリクター」は、 Strict を用いる者、追求する者といったような意味を持つようで、 W3C の HTML の適合水準の1つであった Strict DTD に由来していました。 2ch にはStrict-HTMLスレッドが存在し、活発に議論されていました。
[18] 同時代に W3C が HTML の開発を中止していたり、 Microsoft が IE の開発を中止していたりしたこともあり、 クライアント側の Web 技術は停滞気味でした。 それもあって HTML4 などの既存の仕様書が教典のように神聖視され、 その解釈論争も盛んに行われていました。 HTML4 の記述にはこの当時から見ても曖昧なところが多く存在しており、 どれだけ議論しても結論は出ず、 W3C が議論を踏まえた改訂版を出版する可能性も皆無でしたが、 勝手に想像した「W3C の理想」のようなものから解を導こうとする人もいました。
[19] こうした議論は、 00年代半ば頃からクライアント側の Web 技術の進化が加速し始めたのと反比例するかのように、 見られなくなっていきました。 技術の進歩が早すぎて神学論争などやっている暇もなくなったということでしょうか。
[20] かつてそのような議論をしていた人達は、 なぜか HTML5 を批判的に捉える傾向にあるようです。 HTML5 は彼らがそれまで必死に議論してきた HTML4 や XHTML1 の要素の意味の曖昧さを解消したり、 HTML4 が廃止したくてもしきれなかった古い要素や属性を廃止したりと、 本来なら喜んで受け入れるべきもののような気がするのですが。 W3C ではなく Webブラウザー事業者主導で開発された経緯や、 マーク付け言語部分だけでなく API などの規定が大量に含まれていることなどの表面的な部分にとらわれているのでしょうか。 あるいは彼らが長年支持してきた XHTML 2.0 や XForms と対立している HTML5 を受け入れることが心情的に難しいのでしょうか。
[22] 【W3C厨】【Strict厨】隔離スレ http://pc2.2ch.net/test/read.cgi/hp/1056790136/ : アンチW3C信者の糞スレ。
[23] 電球交換ジョーク:サイト制作者版 http://members.jcom.home.ne.jp/jintrick/Personal/d200210l.html#d23_3
W3C信者
をStrictor
に置き換えても良いw
[33] 「HTML原理主義者」を笑い飛ばせ (agenda) ( 版) http://jintrick.net/agenda/2008/10/html-17.html
[12] XMLボキャブラリのアンチ・パターン 第4回:「原理主義」、「奇妙な名前、謎の名前」 - ITアーキテクト [IT Architect] (IDG Japan,Inc 著, 版) http://www.itarchitect.jp/xml/-/10907-1.html
[24] つぼろぐプラス - 真のストリクタとは (2007-04-28 12:06:21 +09:00
版) http://weblog.ty.land.to/archives/000020.php
(名無しさん 2007-04-28 03:13:56 +00:00)
[25] Strictな云々 : 雑記帳 : der Gegenwart (Rusica 著, 2007-04-28 12:06:25 +09:00
版) http://www.rusica.net/note/2007/04/25/strict.html
(名無しさん 2007-04-28 03:14:57 +00:00)
[26] つぼろぐプラス - 前回のエントリーについて (2007-04-28 12:06:39 +09:00
版) http://weblog.ty.land.to/archives/000021.php
(名無しさん 2007-04-28 03:16:31 +00:00)
[27] Strict云々その2 : 雑記帳 : der Gegenwart (Rusica 著, 2007-04-28 12:06:37 +09:00
版) http://www.rusica.net/note/2007/04/26/strict2.html
(名無しさん 2007-04-28 03:26:08 +00:00)
[28] sky line blog: 勘違い甚だしいstrict HTMLの解説 (2007-04-28 12:06:51 +09:00
版) http://sky-line.jp/blog/archives/2007/04/26-014124.php
(名無しさん 2007-04-28 03:26:59 +00:00)
[29] Re: 真のストリクタとは -- OMEGA (2007-04-26 00:32:24 +09:00
版) http://www.midnightlover.net/memo/web/html/re-strict
(名無しさん 2007-04-28 03:29:41 +00:00)
[30] ストリクターとは誰か:メモランダム (2007-04-27 19:07:35 +09:00
版) http://mynotes.jp/blog/2007/04/who_is_stricter
(名無しさん 2007-04-28 03:37:53 +00:00)
[31] Strict云々その3 : 雑記帳 : der Gegenwart (Rusica 著, 版) http://www.rusica.net/note/2007/04/28/strict3.html (名無しさん 2007-04-29 02:40:13 +00:00)
[7] サイトの本質 - Weblog ( 版) http://ryus.s21.xrea.com/w/item/1146
ただし、人間は理性に基づき、良心の命ずるところに従って、何らかの行為をする筈。 こういう前提があるのは言うまでもありません。 これは HTML が作られた国がキリスト教的価値観に「支配」されて居るためです。
はなんじゃそりゃ? ってかんじ。
(W2C Recommendation)は長さ制限で削られました。
[10] 関連スレ:
[11] Strictアンチスレ http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/hp/1135694016/