[3] 特に応用を指定せずに SGML を表す媒体型には、 次のものがあります。
text/sgml | SGML 実体 | RFC 1874, [IANAREG] |
application/sgml | SGML 実体 | RFC 1874, [IANAREG] |
text/x-sgml | SGML 実体 | |
application/x-sgml | SGML 実体 | |
application/x-sgml-entity | SGML実体 |
[1] RFC 1874 は、 text/sgml
と application/sgml
の定義について、
次のように述べています。
These media types can be used in the exchange of SGML documents and their entities. (Abstract)
There are two media-types for SGML parsable entities, Text/SGML and Application/SGML. (2. The SGML Media-Types)
The Text/SGML media-type can be employed when the contents of the SGML entity is intended to be read by a human and is in a readily comprehensible form. (2.1. Text/SGML)
SGML entities that do not meet the above requirements should use the Application/SGML media-type. (2.1. Text/SGML)
Use the Application/SGML media-type for SGML text entities that are not appropriate for Text/SGML. (2.2. Application/SGML)
まとめると、
text/sgml
は、application/sgml
は、それぞれの用語の定義は RFC にはありませんので、 JIS X 4151 を参照すると、次のことが分かります。
SGML 実体 = SGML文書実体 ∨ SGML部分文書実体 ∨ SGML文実体
SGML 解析可能実体
の定義はありませんが、 SGML
的に解析可能な実体ということで、 SGML 実体
と同じ意味と見て良いでしょう。
[2] text/sgml
は、
SGML 実体 ∧
と考えて間違いないでしょう。text/*
問題は application/sgml
です。
text/sgml
が使えない SGML 実体はすべて
application/sgml
にしたいところではありますが、
一番肝心な 2.2. Application/SGML の章で、
application/sgml
は SGML 文実体に使うと書いてあります。
となると、 文書実体や部分文書実体を application/sgml
で扱って良いものか、気になります。
[7] RFC 1874 は3つの引数を定めています >>8。
いずれもSGML実体の文字コードに関係するものです。
[4] 各SGML応用には、それぞれの MIME型が定義されていることがあります。
[5] このほかに XML 系の媒体型が大量にあります (XML MIME型参照)。
[12] XML でもあるようなSGML文書やSGML実体には XML MIME型等 XML 用の MIME型も使えます。