SGML-bctf

ビット組合せ変形形式 (SGML)

実体符号化指定属性形式ビット組合せ変形形式属性 (SGML 公式システム識別子)

[5] SGML 公式システム識別子実体符号化指定 (entity encoding specification) (encoding) 属性形式ビット組合せ変形形式 (bit combination transformation format) (bctf) 属性は、 文書文字集合から実体で使用されている符号化方式への変換方法を指定します。

[4] 仕様書:

[6]

属性形式
実体符号化指定 (entity encoding specification) (encoding)
参照具象構文名
bctf
完全名
ビット組合せ変形形式 (bit combination transformation format)
属性値
NAME (変換方法を表す登録値記法名)
既定値
蓄積域物体文書文字集合に依存した符号化文字集合ではない

属性値

[1] ISO/IEC 10744:1997 で定義されている変換方法:

参照具象構文名公式公開識別子説明
identityISO/IEC 10744:1997//NOTATION FSIDR BCTF IDENTITY BCTF Algorithm//EN各ビット組合せを1オクテットで表現 (ビット組合せがすべて 255 以下である蓄積域物体にのみ使用可能)
fixed-2ISO/IEC 10744:1997//NOTATION FSIDR BCTF FIXED-2 BCTF Algorithm//EN各ビット組合せを2オクテットで表現 (大エンディアン) (ビット組合せがすべて 65535 以下である蓄積域物体にのみ使用可能)
fixed-3ISO/IEC 10744:1997//NOTATION FSIDR BCTF FIXED-3 BCTF Algorithm//EN各ビット組合せを3オクテットで表現 (大エンディアン) (ビット組合せがすべて 16777215 以下である蓄積域物体にのみ使用可能)
fixed-4ISO/IEC 10744:1997//NOTATION FSIDR BCTF FIXED-4 BCTF Algorithm//EN各ビット組合せを3オクテットで表現 (大エンディアン) (ビット組合せがすべて 4294967295 以下である蓄積域物体にのみ使用可能)

(いずれも実装は必須ではありません。)

他との関係

[10] ビット組合せ変形形式 (bctf) 属性実体符号化指定 (encoding) 属性は、高々1つのみ指定できます。 ISO/IEC 10744:1997 A.6.5.2

[11] この属性は SGML文実体, CDATA実体SDATA実体にのみ指定できます。 ISO/IEC 10744:1997 A.6.5.2

SGML-bctf="" 引数 (SGML MIME 型)

[3] SGML MIME型には SGML-bctf 引数を指定できます。 >>2

[12] インターネット媒体型である application/sgmlsgml-bctf 引数を定義していますが、 その内容はビット組合せ変形形式 (bctf) 属性と実体符号化指定 (encoding) 属性を合わせたものになっています。

application/sgml が基にしているのが ISO/IEC 10744:1992 ですから、 旧規格ではビット組合せ変形形式 (bctf) 属性1つしかなかったのでしょう。

[13] >>12 RFC 1874 によれば参照されているのは1992年版に対する TC 案である

で、どうやら Web 上に情報はないようですが、その当時は RFC 1874 附属書 C にまとめられているような仕様だったのでしょう。 (ISO/IEC 10744:1997 は TC1 to 1992 からかなり変更があったようです。) なお、元の1992年版には公式システム識別子自体がありませんでした。

メモ