Return-Path:欄

Return-Path:欄

envelope from

[1] 封筒 (SMTP 通信の部分) に書かれた宛先のこと。 Envelope-from, envelope from, (エンベロープ・フロム) などと書く。

[2] SMTP でメッセージを送る時には、その内容 (RFC822 メッセージ) にも From:欄がありますが、この値が使われるのではなく、送信者が SMTP サーバーに申告した値が使われます。 この値を封筒宛先と呼ぶのです。 (普通は両者は一致します。)

[3] 今の日本郵便住所を表す見えないバーコードを郵便局で印刷してこれを配送に使っているそうですが、そんなようなものだと考えればいいでしょう。

[4] 封筒宛先は最後の中継 SMTP サーバーにより、内容 (RFC 822 メッセージ) の Return-Path:欄に記録されます。 場合 (実装) によってはこの他に、

[5] 最近の worm 類は envelope from も偽称するらしい。 (昔より作者も賢くなったんだね。) おかげで返送メイルが届くは届くは。ちゃんと envelope from に error を返しているまともな MTA に文句を言うわけにはいかないし、こまったものだ。 (名無しさん 2004-03-30 03:12:22 +00:00)

Return-Path:

メモ

[7] 最近は返送先アドレスのドメインMX がないときに拒絶するメールサーバーがあるみたいですね。 スパム対策だと思うのですが、 実際に正当に運用されているのに MX がないメールサーバーがあって、 そこから(を称して)送っていると不達になるので、 困ったもんです。