Macintosh standard character set

post (OpenType)

仕様書

グリフ名

[4] post 表の版が 1.0 のとき、 当該フォントには AppleTrueType 仕様書で規定される 258個の Macintosh glyph name が付与されたグリフが規定通りの順序で収録され、 それ以外のグリフは含められません。 グリフID = 標準のグリフのIDに固定で、 フォント内にはグリフ名データが入っていません。 >>1, >>2

[5] post 表の版が 2.0 のとき、 Macintosh glyph nameグリフがいくつかあってもいいし、 その他のグリフ名グリフがいくつかあってもいいとされます。 グリフIDと名前の索引番号の対応関係が表内に入っています。 小さい番号は標準のグリフのIDを表しています。 大きい番号は表内のグリフ名リストの位置を表しています。 グリフ名を割り当てないことも可能です。 >>1, >>2

[12] なおここで大きな番号より更に大きな番号は仕様上“予約”となっていますが、 実在のフォントではそこも使われていることがあります。 >>11 上限なく (といってもデータ型uint16 なので 216 - 1 が上限) すべての番号が利用可能として実装するのが良いようです。

[6] post 表の版が 2.5 のとき、 当該フォントstandard Macintosh glyph set部分集合です。 表内にはグリフID順に標準のグリフのIDとの数が入っています。 >>1, >>2

[7] post 表の版が 3.0 のとき、 当該フォントにはグリフ名データが入っていませんし、 Macintosh glyph name との対応関係も規定されていません。 フォント内にはグリフ名データが入っていません。 >>1, >>2

[9] post 表の版が 4.0 のとき、 表内にはグリフID順にグリフ文字コードが入っています。 対応なしは 0xFFFF で表します。 グリフa の後に16進数の文字コードが続くASCII文字列で識別する PostScript 系のシステムでこの情報を使います。 >>2

[10] 大文字・小文字の区別は不明。0埋めの扱いも不明。

[14] なお Adobe のフォント関係の仕様書は post の 1.0, 2.0, 2.5 はグリフ名を含められるが 3.0 と 4.0 では含められないという解釈を示しています。 >>13


[8] この standard Macintosh glyph setMacRoman に基づいているのですが、 MacRoman が改定 (非互換変更) されてユーロ通貨記号が導入されたとき、 standard Macintosh glyph set は変更されませんでした。 そのため版 1.0、版 2.5 ではユーロ通貨記号は使えません。

[18] Technical Note TN1140: The Euro Currency Symbol, , https://web.archive.org/web/20081229082346/http://developer.apple.com/technotes/tn/tn1140.html

[3] グリフ名, AGL, EURO SIGN

実例

[15] STIX Two Text Italic

italicAngle が -12

メモ

[17] Character design standards - Symbol characters for Latin 1 - Typography | Microsoft Docs, alib-ms, https://docs.microsoft.com/ja-jp/typography/develop/character-design-standards/symbols