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* 仕様書

[REFS[
-
[1] [CITE@en-us[post — PostScript Table (OpenType 1.9) - Typography | Microsoft Docs]], [[PeterCon]], [TIME[2022-08-12T23:24:24.000Z]] <https://docs.microsoft.com/en-us/typography/opentype/spec/post>
-
[2] [CITE@en[Glyph Name and PostScript Font Table - TrueType Reference Manual - Apple Developer]], [[Apple Inc.]], [TIME[2022-07-12T17:06:26.000Z]], [TIME[2022-08-12T23:24:41.489Z]] <https://developer.apple.com/fonts/TrueType-Reference-Manual/RM06/Chap6post.html>
]REFS]

* グリフ名

[4] 
[CODE[post]] 表の版が 1.0 のとき、
当該[[フォント]]には
[[Apple]] 版 [[TrueType]] 仕様書で規定される
258個の [[Macintosh glyph name]] が付与された[[グリフ]]が規定通りの順序で収録され、
それ以外の[[グリフ]]は含められません。
[[グリフID]] = 標準の[[グリフ]]のIDに固定で、
[[フォント]]内には[[グリフ名]]データが入っていません。
[SRC[>>1, >>2]]

[5] 
[CODE[post]] 表の版が 2.0 のとき、
[[Macintosh glyph name]] の[[グリフ]]がいくつかあってもいいし、
その他の[[グリフ名]]の[[グリフ]]がいくつかあってもいいとされます。
[[グリフID]]と名前の索引番号の対応関係が表内に入っています。
小さい番号は標準の[[グリフ]]のIDを表しています。
大きい番号は表内の[[グリフ名]]リストの位置を表しています。
[[グリフ名]]を割り当てないことも可能です。
[SRC[>>1, >>2]]

[12] 
なおここで大きな番号より更に大きな番号は仕様上“予約”となっていますが、
実在の[[フォント]]ではそこも使われていることがあります。
[SRC[>>11]]
上限なく 
[WEAK[(といっても[[データ型]]は [[uint16]] なので 2[SUP[16]] - 1 が上限)]]
すべての番号が利用可能として実装するのが良いようです。

[6] 
[CODE[post]] 表の版が 2.5 のとき、
当該[[フォント]]は
[[standard Macintosh glyph set]]
の[[部分集合]]です。
表内には[[グリフID]]順に標準の[[グリフ]]のIDとの[[差]]数が入っています。
[SRC[>>1, >>2]]

[7] 
[CODE[post]] 表の版が 3.0 のとき、
当該[[フォント]]には[[グリフ名]]データが入っていませんし、
[[Macintosh glyph name]]
との対応関係も規定されていません。
[[フォント]]内には[[グリフ名]]データが入っていません。
[SRC[>>1, >>2]]

[9] 
[CODE[post]] 表の版が 4.0 のとき、
表内には[[グリフID]]順に[[グリフ]]の[[文字コード]]が入っています。
対応なしは [N[0xFFFF]] で表します。
[[グリフ]]を
[CODE[a]] の後に16進数の[[文字コード]]が続く[[ASCII文字列]]で識別する
[[PostScript]] 系のシステムでこの情報を使います。
[SRC[>>2]]

;; [10] [[大文字・小文字の区別]]は不明。[[0埋め]]の扱いも不明。

[14] 
なお [[Adobe]] のフォント関係の仕様書は [CODE[post]] の
1.0, 2.0, 2.5 は[[グリフ名]]を含められるが
3.0 と 4.0 では含められないという解釈を示しています。
[SRC[>>13]]

[REFS[
-
[13] [CITE[[[Type 42]] Font Format Specification - 5012.Type42_Spec.pdf]], [TIME[2021-02-18T01:31:12.000Z]], [TIME[2022-08-14T14:32:51.439Z]] <https://adobe-type-tools.github.io/font-tech-notes/pdfs/5012.Type42_Spec.pdf>
-
[11] 
[CITE@ja[「[[IPAmj明朝]]」の[[グリフ名]]情報の話 - マクロツイーター]], [TIME[2022-08-14T12:59:01.000Z]] <https://zrbabbler.hatenablog.com/entry/20120625/1340630649>
]REFS]

-*-*-

[8] 
この
[[standard Macintosh glyph set]]
は
[[MacRoman]]
に基づいているのですが、
[[MacRoman]]
が改定 ([[非互換変更]]) されて[[ユーロ通貨記号]]が導入されたとき、
[[standard Macintosh glyph set]]
は変更されませんでした。
そのため版 1.0、版 2.5 では[[ユーロ通貨記号]]は使えません。

[18] [CITE[Technical Note TN1140: The Euro Currency Symbol]], [TIME[2023-07-30T02:17:10.000Z]], [TIME[2008-12-29T08:31:34.197Z]] <https://web.archive.org/web/20081229082346/http://developer.apple.com/technotes/tn/tn1140.html>

[3] [[グリフ名]], [[AGL]], [CODE[EURO SIGN]]

* 実例

[15] 
[CITE[STIX Two Text Italic]]

[F[[CODE[italicAngle]]]]
が -12 [[度]]。

[19] 
[CITE[[[字躰帳変体仮名]]]]

[[グリフ名]]が [[UTF-8]]。

* メモ

[17] [CITE@ja-jp[Character design standards - Symbol characters for Latin 1 - Typography | Microsoft Docs]], [[alib-ms]], [TIME[2022-08-27T03:59:30.000Z]] <https://docs.microsoft.com/ja-jp/typography/develop/character-design-standards/symbols>

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