本項は歴史的事項を説明しています。本項の内容の一部または全部は、現在の状況とは異なるかもしれません。
(なお本項の内容の一部または全部は、互換性または歴史的連続性のために現在も有効な場合もあります。しかし新たに利用することは避けるべきです。)
[8] Swatch の Internet Time は、 同社のあるスイスを基準とし世界中で時差を設けない十進化時間の一種です。 1990年代後半、インターネットの普及した新しい時代の時刻制度として一部で持て囃されましたが、 一時のブームに終わりました。
[18] 良い意味でも悪い意味でも、インターネットでは結構話題になって、 瞬間的な知名度はかなり高かったようです。欧米だけでなく日本でも使われていました。
インターネットタイムとして名が知られるBeatは、スイスのビール市を基準としており、これをBST(Beat標準時)という(ただし非公式呼称)。
また基準となる時刻が協定世界時 (UTC) やグリニッジ標準時 (GMT) と異なり、スウォッチ本社のあるスイスのビールに置かれており、これをビール標準時 (Biel Mean Time, BMT) とする。ただし実際には、UTC+1か中央ヨーロッパ時間 (CET) がBMTとして使われている。
Swatch .beat(スウォッチ ドットビート)とは何ですか?
一日を1000'.beats'とするので、Swatchの'1.Beat'とは1分26.4秒です。
Internet Timeはいつ始まったのですか?
BMT基準線は創始者でありMITメディア研究所所長のNicholas Negroponte氏出席の下1998年10月23日に設置されました。
Internet Timeの基準線は?
ビール時間 (BMT)がInternet Timeの基準時間です。Internet Timeの一日の始まりはBMT(冬時間時の中央ヨーロッパ)の深夜で(@000 Swatch .Beats)とカウントされます。
[4] What is Internet Time? () https://www.timeanddate.com/time/internettime.html
[5] 液ち。 | インターネット時間ってなに? () http://www.moemoe.gr.jp/~puni/tech/swatch.html
[6] インターネット時間 スウォッチビート () http://www.geocities.jp/szkktht/retro/beat.html
[7] インターネットタイム () http://www.jaaman.net/style/p-inettime.htm
ドリームキャスト用のネットゲーム "PHANTASY STAR ONLINE" では時刻がBeatで表記されている。
During 1999, Swatch produced several models of watch, branded "Swatch .beat", that displayed Swatch Internet Time as well as standard time, and even convinced a few websites (such as CNN.com) to use the new format.[1] PHP's date() function has a format specifier 'B' which returns the Swatch Internet Time notation for a given time stamp.[2] It is also used as a time reference on ICQ, and the online role-playing game Phantasy Star Online has used it since its launch on the Dreamcast in 2000 to try to facilitate cross-continent gaming (as the game allowed Japanese, American and European players to mingle on the same servers). In March 2001, Ericsson released the T20e, a mobile phone which gave the user the option of displaying Internet Time.
[1999-03-30] スイス時計界の野望?
新 しい時間が提案されているのを見つけました。それはSwatch社の提唱するInternet Time。現在のUTC(旧GMT=英国グリニッジ標準時)を基準とした時間ではなく、地域時間(タイムゾーン)を廃止して、世界で同一の時間を使おうというものです。仕組みは、1日を1000ビーツ(Beats)とし、10進数で計算するだけ。時刻は現在の時刻と区別するために数値の前に"@"をつけます。基準地での深夜は @000、お昼は @500です。統一時間に基準が無いと困るのでスイス標準時(BMT=GMT+1)を基準とします。これは中部欧州標準時でもあるのでドイツやオランダとも同時刻です。
[1999-04-11] スウォッチビート
「ス イス時計界の野望?」[1999-03-30] で触れたインターネットタイムの事が日本経済新聞の4月10日朝刊の33面に写真入で出ていました。通常の時間の下方に@xxxという時刻が表示されるスウォッチビートというデジタル式腕時計の事だったんですね。
米マサチューセッツ工科大の名物教授、ネグロボンテ氏と組んで考え出した時間の新しい表現方法だ。1日を1000分割、86.4秒を新しい時間の単位「1ビート」とする。時刻は「@123」と表示、「123ビート」と読む。スウォッチの地元スイス・ビールの午前零時が標準時なのが手前みそっぽくて笑える。
慣れないうちは、インターネット時間をいちいち現地時間に置き換える手間もやはり面倒だ。
CNNがホームページに取り入れたり、少しずつ利用範囲は広がっているが、基本的にはまだ、スウォッチでしかわからない。
だそうです。
[1999-09-15] インターネットタイム関連 その3
イ ターネットタイムに関して、[1999-04-11]スウォッチビートおよび、[1999-03-30] スイス時計界の野望?で触れましたが、関連情報を追加しておきます。
インターネットタイムに関して日本語で説明している、インターネットタイム 普及委員会というページがあります(2008-05-02時点では存在しない)。ブラウザでインターネットタイム表示をするためのJavaScriptもあります。
でも…MSIE3.xxのJavaScriptにあるバグ(getTimezoneOffset()の符号が逆)に対応していないので、MSIE 3.xxでアクセすると、不正確なインターネットタイムが表示されてしまいます。私のホームページのスクリプトでは一応それに対応しているつもり。
[14] Beat は時刻だけで日付はカバーしていないのですが、 時刻が世界共通ということは、日と時刻の関係は地域によって変わるということでしょうか。 「○月○日@○○」の解釈が地域によってずれるのは不便な気がしますが。 それとも日付も @000 で切り替えるのでしょうか。
(日本時刻との変換表) 午前8時より前はBeatでは前日となる.
[16] と解説されているので、 の正子から次の正子までがどこでも1日になるっぽい。
1999年4月6日 9:15am PDT アマチュア無線家たちが、スイスの腕時計メーカー、スウォッチ社を非難している。同社がロシア宇宙庁と裏取り引きをしてアマチュア無線用の通信衛星を転用し、宇宙から不法に広告メッセージを流そうとしているというのだ。
スウォッチ社は奇抜な広告手段として、音声とHTMLテキスト形式の一連のメッセージを、衛星を使って宇宙から流すことを計画している。ただ、この衛星はもともとアマチュア無線通信用に作られたものなのだ。
スウォッチ社のこうした活動は、同社の『インターネット・タイム』計画の一環。これは、既存の標準時間帯に代わる新たな世界規模の時間標準として同社が推進しているものだ。
スウォッチ社によれば、この衛星は145.800~146.000MHzの周波数で電波を送るということだが、アマ無線家たちは、それが非営利放送専用の周波数帯にかかっていると主張している。スウォッチ社ではこの衛星を『ビートニク(Beatnik)』と呼んでいる。ソ連の人工衛星スプートニクと、スウォッチ社が提案するインターネット・タイムの単位『ビート』をかけた名前だ。
通信用語の基礎知識は、インターネットタイムである、Swatch Beatで時を刻んでいます。
カレンダー機能(今日の用語)や人気検索語の更新などは日本時間の深夜零時で実施しますが、われわれの編集作業はSwatch Beatで実施していますので、日本時間と比して、日本時間の深夜0時から朝7時59分までは、まだ日付が変わっていない扱いとなります。
そして、日時の後に書かれているのが、Beatです。
例えば「xxxx/xx/xx 08:00(@000)」のように書かれていれば、日本時間で朝8時、世界共通インターネット時間であるBeatで@000であることを示しています。
[20] アップル - インターネットタイムについて, I-D Gruppe - www.idgruppe.com, , https://web.archive.org/web/20010424163958/http://www.apple.co.jp/hotnews/swatch/