[10] ISO 19108 は、 ISO 19100シリーズの国際標準の1つであり、 日時の記述の方法を定めるものです。
[12] ISO 19108 は時間参照系、時間位置という形で暦法、 時刻系、時代区分のような時間的な記述の基礎となる系の記述の方法を定義しています。 これにより ISO 8601 に基づくグレゴリオ暦と UTC を使った記述とは異なる方法での記述を可能としています。
[6] ISO 19108 は時間オブジェクトを
TM_Object
と呼び、
不可分なプリミティブ値 TM_Primitive
と TM_Promitive
の集成である TM_Complex
に分けています。 >>1 5.2.2
他に TM_Aggregate
があります。
[7] TM_Primitive
には、絶対的な時間位置を表す
TM_GeometricPrimitive
(時間幾何プリミティブ) と、
相対的な時間関係を表す
TM_TopologicalPrimitive
(時間位相プリミティブ)
があります。
[8] TM_Complex
には、時間位相プリミティブの集合体である
TM_TopologicalComplex
(時間位相複体) と時間幾何プリミティブの集合体である
TM_GeometricComplex
があります。
他に TM_Grid
があります。
[14]
SensorML は ISO 19108 の拡張として
TM_Aggregate
,
TM_Grid
,
TM_GridEnvelope
,
TM_InstantGrid
,
TM_IntervalGrid
,
TM_GeometricComplex
を追加しています。
[18] GML は XML Schema で符号化する方法を規定しています。
[9] ISO 19108 は地理情報の記述で時間に関する内容を扱うときの方法と要件を定めています。 >>1 5.5
[5] ISO 19108 は UML を ISO TS 19103 に従い利用する形で規定しています。 規定は「抽象モデル」を「スキーマ」として記述していますが、 抽象モジュールの各要素を実現できればよく、 その具体的な実装方法は任意とされています。 >>1 5.1
[3] 「データ転送のための応用スキーマ」、 「操作を伴うデータのための応用スキーマ」、 「地物カタログ」、 「メタデータ要素の仕様」、 「データ集合のためのメタデータ」 の5種類の適合性クラスとその要件が規定されています >>1 2.。
[20] 編年時間参照系モデルによる曖昧な時間属性に対する問合せ方式の実装, 村尾吉章, 森本晋, 藤本悠, 清野陽一, 玉置三紀夫 https://www.gisa-japan.org/conferences/proceedings/2017/papers/C42.pdf