[5] HTML6 は、HTML5 の次の版として言及されることがあったものです。 実在はしていません。
[6] HTML5 の開発中、次の版となる HTML6 について、 非公式に言及されることはありました。しかし、まだ具体的な構想もありませんでした。 HTML5 の父こと Ian Hickson も、 HTML5 開発がかなり進んだ段階に至っても、 次期版をどう開発するかまだ決めていませんでした >>1。
[7] 、 当時は HTML5 を開発していた標準化団体 WHATWG のブログで、 エイプリールフールネタとして架空団体 WHATTF による架空規格 HTML6 の計画 (すべてネタ) が発表されました >>2。
2007-04-02 22:57:52 +09:00
版) http://blog.whatwg.org/html6-plan
(名無しさん 2007-04-02 13:58:39 +00:00)2007-04-02 19:31:45 +09:00
版) http://blog.charlvn.za.net/2007/04/html-6.html
(名無しさん 2007-04-02 14:01:41 +00:00)[8] その他にも HTML5 の開発中、「HTML6」と称する提案がいくつかありました。 しかし、そのいずれも、Webブラウザー事業者やWeb開発者、 その他Web標準化関係者の関心を惹くものではありませんでした。
[9] HTML5 の開発の途中で、その先を検討する段階でもないのに、 それとかけ離れたアイデアを HTML6 と称して公表するのは、穏当な技術開発の方法とは異なるように思います。 その時点で相手にされず無視されるのも当然ですが、 技術的内容も、 Web 技術への十分な理解を欠いたところから出発したようなものが散見されました。
[10] 、「HTML5 の次の世代の最初の新要素」
として device
要素が追加されました (現在は廃止)。
[11] 、 HTML5 は HTML5 (including next generation additions still in development) に改称されました。
[12] 、 HTML5 (including next generation additions still in development) は HTML (HTML Standard) に改称されました。
[13] こうした仕様書の改称は、 5、6、7 とバージョン番号を刻んでいくのではなく、 継続的に仕様の改善を続けていく開発方式が Web の実態にあっているとの WHATWG の判断によるものでした。 HTML の 2、 3、 4 と続いてきたバージョン番号が、 Web 技術の進化と実装の進行を正確に記述できる性質のものではなく、 むしろ混乱を招く元になっているという考え方が、 WHATWG では主流になりつつありました。 HTML5 を「完成」させてから次の HTML6 へ進むというやり方は、 その HTML5 自身によって急激に加速された Webブラウザーの開発スピードと Web開発者の期待に応えられないものであることは明らかでした。
[14] この方針転換によって、 HTML6 や HTML7 の可能性は消滅しました。
[17] その後も、そうした経緯をよく知らない者が事情通ぶって HTML6 はこうなる云々のような恥ずかしい記事を書くことがまま見られましたが、 根拠のない空想や、新技術を勝手に HTML6 と呼んでいる類のもので、それが現実になることはありませんでした。 (HTML5 ではないものを勝手に HTML5 (バズワード) と呼ぶ人達にとって、 実在しない HTML6 を語るのもまた容易だったのでしょう。)
[21] 「HTML6 はどうなるのか」のような記事は釣りタイトルで、信頼するべきではないものです。
[22] Google検索すると釣りタイトル記事がいくつか出てくるのねw
[23] 「HTML6」でGoogle検索している人も、 コンスタントにいるらしいです。騙されないでね!
[24]
「CSS4」も、ちょっと違った理由で存在しません。
[16] 現在の HTML
(技術名は「HTML」、
仕様書名は
HTML または HTML Standard)
には、 HTML5 以後かなりの変更が加わっています。
特に大きいのは template
、Shadow DOM、カスタム要素といった
Web Components 機能の追加でしょうか。
その他にも色々な新機能や仕様書の改善などが行われており、
仮にバージョン番号が残っていたなら、既に HTML6 や HTML7 に達しているともいえそうです。
[18] 最近だとカスタム要素なフォームコントロールが作れるようになったのが大きな変更かな?
[19] WHATWG の方針に反発した W3C は独自開発の HTML 仕様を HTML 5.3 まで開発していましたから、いずれメジャーバージョンアップして HTML 6.0 ないし HTML6 とする可能性も残っていました。 (市場からは無視されていたので、 そうなったとしても意味はほとんどないのですが、 Web開発者を混乱させるもとにはなったかもしれません。)
しかしに
W3C は独自開発を断念することを発表しました。
これによって W3C
独自の
HTML6
が出現する可能性も、
事実上消滅しました。
[20] 現在は W3C が WHATWG の HTML Standard を定期的に承認するという形の手続きが採られており、 バージョン番号のない WHATWG の HTML Standard だけが HTML の仕様書となっています。
[25] Online Pro WYSIWYG HTML Editor | HTML6.com, , https://html6.com/
The name might suggest that it's a new HTML version but it's even better.
HTML6 is the next level HTML editor that will make your life easier and your work more efficient.
[26] >>25 HTML の版と誤認されることを認識しながら、 「even better」と称して自社商品を売り込む。 HTML で商売しながら HTML に対する敬意がまったくない。悪質。
[27] このような倫理のかけらもない製品と関わり合いになってはならない。製品名で消費者を混乱させることを悪びれもしない人達は市場から退場させなければならない。
[28]
>>25 デモ版が置いてあったので試してみたら、「B」「I」「U」ボタンで strong
,
em
,
<span style="text-decoration: underline">
が生成されるゴミ仕様だったw どこが best で next level で even better なんだよw
作者は HTML 仕様を全く理解してないじゃんwwwwww
[29]
機能としては HTML 3.2 + style=""
+ video
/ audio
っていう雰囲気かなあ。
Still Stuck With HTML5 Since 2008?
It's time to start using HTML6!
っていう馬鹿みたいな煽り文句、馬鹿みたいじゃなくて本当に馬鹿なんじゃないか。
こういう阿呆みたいなこと言ってなければ、
「なんか微妙に設計がどっちつかずで一応使えるけどクールとはいえないかな、でもまあ実際使うならこんなもんでもいいのかな」
程度で普通に使えるレベルの製品にはなってるとは思うんだけどな。
HTML5 なところ video
/ audio
を挿入できるってだけだもんな。
[34] なにがしたかったのかよくわからない。なぜ HTML6 と自称しているのか。
[35] あ、この行指向(?)の構文がその HTML6 なのかな。わかりにくい。