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[1] 電子書籍交換フォーマットは、電子書籍用のHTMLもどきの1つです。

[2] digidepo_3525276_po_koukan_format_houkoku_2011_05.pdf, https://dl.ndl.go.jp/view/prepareDownload?itemId=info%3Andljp%2Fpid%2F3525276&contentNo=1

[3] >>2 これが書かれた平成23年当時の国内外の各種電子書籍形式の調査比較が詳細になされていて、その点は歴史資料として参考になります。

[4] 当時国内の有力事業者の XMDF.book / TTX の2つの形式があることを踏まえて、それらに変換可能な中間形式が有用という議論になって、 それを策定することになっています。

[5] この論理で作られた「中間」形式はそれこそワープロ時代からいくつもあって、 日本だけじゃなくて海外にも似たような企画の規格が思い当たらないでもないですが、 そのうち成功事例がいくつあるのか... なぜ同じ轍を踏むことにしたのかは興味深いのですが、 それは語られていません。議論から導かれた形式になっていますが、既定事項のようにも見えます。

[6] 海外形式紹介では EPUB が有力で日本語にも対応してきていると紹介しているのに、 なぜか EPUB との関係は考えずに独自形式の策定に突っ走っているところにもそれが表れています。 当時からなんとなくみんな気づいていたように思いますが、実際に EPUB が天下を取って現在に至っています。そして XMDF.book も今では公式サイトも消滅している有り様で、 電子書籍交換フォーマットが実用されたことが果たしてあったのかどうか...

[7] (その間に何回電子書籍元年やったのかなw)

[8] 電子書籍交換フォーマットHTMLもどきで、XHTMLCSS をベースに XMDFTTX の機能を詰め込んだものです。 しかし執筆者の HTMLXML への理解の浅さがそこかしこから感じられます。 用語の使い方の時点でもう滅茶苦茶で途中で読むのをやめたい。

[9] でもこういうの、平成中期には携帯電話各社がもっとひどいのをやってましたからね! ・・・ってこれ平成後期だなあw

[16] ルビ関係仕様の理解が滅茶苦茶 ruby

[10] 意図的なのかどうなのか、 HTML / CSS の仕様と整合的に独自拡張機能を増やそうという意識がまったく見当たりません。 これが平成10年くらいなら世界中でいろんな会社がこういうの作ってましたけど、 平成23年って HTML5 の開発ももう佳境だった頃ですよ。やり方が2周回くらい遅れてますよ。 時代を読むセンスが決定的に欠けてます。

[13] #page=637

電子書籍交換フォーマットの開発・策定をした実務者が、コンテンツとスタ イルの記述を分離することで対応できる端末などが幅広くなっていること、コンテンツの 記述が XHTML の記述方法に則っているため EPUB との親和性が高いこと、スタイルの 記述は CSS ベースの記述方法としていること、書誌情報の記述は Dublin Core の語彙を 多く利用していること等、現時点から将来的な国際標準化を睨んだ仕様であることを説明 した。

これが、それなの!? 親和性??

[14] #page=649 からの質疑を見ると当時からダメ出しはされていたのに無視したか理解できずに突っ走っちゃったみたいね... 修正しますっていって修正されてないのもあるし...

[15] 議事要旨みるとW3Cの人もいるじゃんなんでこんな酷いことになってるの、って思って名簿みたらあっ(察し)ってなった...

[11] 問題はこれがどこかの大富豪の趣味プロジェクトとかではなくて政府事業ってところなんですよねえ。。。 この成果物で産業は発展しましたか? どこかの会社で採用しましたか? せめて JIS あたりで標準仕様になりましたか?

[12] 昭和の頃の政府推進のプロジェクトは盛大に失敗して笑い話のネタになってるだけまだマシな方で、 平成の頃のこういうのは誰も知らないところで勝手に滑っててただただ税金だけが垂れ流されているというのね、 どうにかした方がいいんじゃないのかなあ

[17] HTMLもどきHTML ないし XHTML なのかどうかがどうにもはっきりしない。 (敢えて意図的に曖昧にしているとも思われる。)

[20] 文書要素html。常識的に考えると HTML の一種と理解される。

[18] #page=241

純粋な(X)HTML ではないの で、混乱を招くと考えて、こ のままにする。

[19] >>18拡張子.xml とする理由。 HTML/XHTML ではあるが純粋ではないという認識。

[21] #page=245

XHTML の記述方法や仕様をベースとした XML フォーマットであり、

[22] >>21「ベースとした」が曖昧で XHTML であるともそうでないともとれる。

[23] #page=270

本文データの基本的なタグ・属性については、XHTML の記述方法や仕様を、スタイル データについては、CSS の記述方法や仕様を利用した部分がある。

[24] >>23 利用したというだけで XHTML だとは言っていない。

[25] #page=270

本仕様策定に当たっては、主に以下を参考にした。 ・http://www.w3.org/TR/xhtml11/ を始めとした XHTML 仕様

[26] >>25 参考にしただけ。実際 XHTML 関連仕様とは矛盾する記述が多い。

[27] #page=279

html 要素が定義され XMDF との互換性のため xmlns 属性が規定されている。しかし属性値の定義はまったくないので何を指定すればいいのかわからない。 XMDF には html 要素がないので何のためにこっちに xmlns があるのか意味不明。

[28] #page=241

(XHTML と拡張で名前空間を分けろという要望に対して)

今後の仕様改良で検討する。 (1.0 では変更しない)

[29] >>28 こういうことで押し切ったらしい。しかし押し切った現状がどういう状態なのか理解不能なのである。

[30] IEC 62448

[33] untitled - 2010_9_21_24.pdf, , https://www.pot.co.jp/img/2010/12/2010_9_21_24.pdf

[216] HTML要素概説
出典
注釈