文字体系

[4] 6つの点を使う6点点字や、 8つの点を使う8点点字などがあります。

綴字法

[14] 点字は 2⁶ = 64 ないし 2⁸ = 256 通りしかない (6ビット符号や8ビット符号と同じである) ために、言語コミュニティーごとに異なる割当があります。

[15] 6ビットないし8ビットで表現しきれない文字を持つ自然言語では、その需要に応えるため2つ以上の点字を組みあわせて1つの文字としたり、状態 (単独シフトや固定シフト) を持たせたりします。その方式にも様々な流派があります。

[17] 更に、一般の文字における仮名遣いに相当するような綴字の方式のバリエーションもあり得ます。発音を重視する考え方もあれば、一般の文字表記に忠実なことを重視する考え方もあります。

[16] こうした複雑性により、同じ自然言語でも複数の流派があったりもします。同じ流派でも時代と言語の変化に応じて随時改定されています。

[18] 記号 (を表す点字) の前後にスペースを置くか否か、禁則処理など、正書法や表記統一のレベルの定めもあったり (なかったり) します。

[5] 点字表記法

この表は凸面(点字を読むほうから見た図)用です。凹面用はこちらをクリックしてください。

この表は凹面(点字を書くほうから見た図)用です。凸面用はこちらをクリックしてください。

[22] 説明の日本語はどちらも通常の表記で、点字だけ鏡文字化される。

[6] Unicode には8点点字が全組合せあります。 6点点字もそれを (下の2点が使われないものを) 共用することになっています。

[11] 8点点字想定の場合と6点点字として使う場合とで字形バランスは共通化できるのでしょうかね?

[13] 漢点字は6点点字の日本点字に上2点を足して漢字を表現しています。点番号は下6つのうち左上から1、2、3と数えていくようです。漢点字

日本漢点字協会「川上漢点字」(2002年第2刷)を確認しました。 (以前ある人から寄贈していただきました)
やはり1の上の点が0の点(漢字の始まりを表す) 4の点の上が7の点(漢字の終わりを表す) と説明されていました。

[19] 欧米では6点点字に下2点を付け足す形で拡張されたようです。

[7] TRONコードには6点点字と8点点字がそれぞれ全組合せあります。

[8] 各種フォント依存符号化も使われています。

[9] その他に点字用ソフトウェアの専用文書記述形式各種もよく使われています。

点字をデザインに取り入れた映像作品。